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ゲーム・アプリ 2021.05.16

今週の気になるVRゲームニュースまとめ(5月9日~5月15日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今週は5月9日~5月15日間の関連ニュースが対象です。

目次

1. サイバーパンクVRADV「LOW-FI」早期アクセス版の最新ビルドが発売
2. VR宇宙船ホラー「Cosmodread」日本語など5言語を追加するアップデート配信
3. 悪の戦闘員、恐竜、猫ちゃんを迎え撃ち、地球を守る新作VRアクション発表
4. 「Vader Immortal: A Star Wars VR Series」PSVRパッケージ版の発売が決定
5. ピタゴラスイッチ風パズル「Gadgeteer」PSVR版の発売日が決定
6. 巨大ロボット内部が舞台のVR脱出ゲーム「A Rogue Escape」発売日決定

サイバーパンクVRADV「LOW-FI」早期アクセス版の最新ビルドが発売

2021年内の発売が予定されているVRアドベンチャー「LOW-FI」。その早期アクセス版の最新ビルド「v0.34」がゲーム配信サイトitch.ioにて公開されました。価格は35ドル(※約3,828円)。主に動画広告の実装、メニュー周りの一新などの細かな要素の追加、機能周りの向上を図った内容になっています。

「LOW-FI」は「ブレードランナー」、「ロボコップ」などの1980年代のサイバーパンク映画に着想を得たVRアドベンチャーゲーム。プレイヤーは犯罪多発地区「block303」に転属となった警官になり、街中でのパトロールを行いながら、随所で発生する犯罪に立ち向かっていきます。オープンワールドを採用した広大なフィールドマップ、選択次第では正義にも悪にもなれる分岐要素を盛り込んだストーリーが特色。非VRプレイにも対応しています。

2021年現在、早期アクセス版はitch.ioでのみ販売中ですが、製品版はSteamのほか、PlayStation 5(PS5)向けにも発売予定。また、早期アクセス版の購入者には製品版発売時にSteamキーが受け取れるとのことです。

(参考)Anticleric(Twitter)

VR宇宙船ホラー「Cosmodread」日本語など5言語を追加するアップデート配信

VRローグライクサバイバルホラー「Cosmodread」に5つの言語設定を追加する「Language Update」が2021年5月11日より、配信開始となりました。このアップデート適用でロシア語、イタリア語、中国語、韓国語、そして日本語で本編をプレイ可能になります。

「Cosmodread」は宇宙船内に閉じ込められた主人公となり、武器や資源を回収しながら地球への帰還を目指すVRローグライクサバイバルホラー。VRホラー「Dreadhalls」を開発したスペイン・マドリードに拠点を置くWhite Door Gamesの新作で、映画「エイリアン」シリーズに着想を得た演出、ローグライク特有の変化に富んだゲームプレイを特色としています。

このアップデートはSteam、Oculus Store(Quest/Rift)の全プラットフォーム向けに配信。また、言語の追加以外にもゲーム開始時の属性をランダム選択するオプションの追加、ミニマップ機能の改善、バグ修正も含まれています。詳しい追加・修正点に関してはSteamコミュニティのパッチノートを参照ください。

(参考)Oculus Store、Steamコミュニティ

悪の戦闘員、恐竜、猫ちゃんを迎え撃ち、地球を守る新作VRアクション発表

Oculus Quest/Quest2向け新作VRゲーム「Captain ToonHead vs the Punks From Outer Space」が発表されました。発売日は2021年夏を予定しているとのこと。

「Captain ToonHead vs the Punks From Outer Space」はファーストパーソンシューター(FPS)とタワーディフェンスを合体融合させた新感覚のVRアクションゲーム。プレイヤーは地球侵略を目論む敵軍の進撃を阻止するため、銃火器、武装タワーで迎撃しながら最前線の防衛に挑みます。
レーザー銃や火炎放射器などのお馴染みのものから、使用済みのばっちいサンダル(!?)まで網羅した個性的すぎる武器に象徴される、コミカルでユーモア満載の世界観とアートワークが特色。敵軍も特撮番組に出てきそうな戦闘員、どう見ても凶暴そうな恐竜に留まらず、空を飛びながら爆撃してくる猫ちゃん、全身を機械に改造したサイバネティックニワトリ、鼻先のドリルがチャームポイントの突撃型サメ戦車など、ツッコミ所しかない面子が揃っています。

武器はアップグレードも可能になっているほか、トレイラーによれば凍結などの補助効果を追加させるのも可能になっている模様です。
また、Quest以外にもPC(Steam)、PlayStation VR(PSVR)向けの発売も予定されていて、前者はストアページも公開中。それによれば、Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)のヘッドセットに対応するとのことです。

(参考)UploadVR

「Vader Immortal: A Star Wars VR Series」PSVRパッケージ版の発売が決定

SF映画シリーズ「スター・ウォーズ」原作のVRアクションアドベンチャーゲーム「Vader Immortal: A Star Wars VR Series」のPlayStation VR(PSVR)パッケージ版が海外向けに発表されました。2021年6月18日に発売予定とのことです。

パッケージ版の販売は「Pixel Ripped 1989」や「ダウン・ザ・ラビットホール」を始め、多くのVRタイトルのパッケージ版に携わったPerp Gamesが担当。ゲームディスクのほか、未公開アート、制作秘話をまとめたデジタルアートブック、コンセプトアートとキーアートをフィーチャーしたポストカード2枚といったグッズも同梱した特別版になります。

「Vader Immortal: A Star Wars VR Series」は「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の狭間を舞台にしたストーリーを描いたVRアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは辺境の惑星「ムスタファー」へと連行された主人公(プレイヤー)に扮し、様々な困難を乗り越えながら、ライトセーバーとフォースの力を駆使してダース・ベイダーとの直接対決に挑みます。

本編のストーリーモードに加えて、ライトセーバー戦に焦点を当てた「ライトセーバー道場」モードを収録。PSVR版は3エピソード分割販売のOculusプラットフォーム(Quest/Rift)版を1本にまとめたもの。日本でも2020年8月よりPlayStation Storeにて販売中です。

(参考)VRFocus

ピタゴラスイッチ風パズル「Gadgeteer」PSVR版の発売日が決定

PlayStation VR(PSVR)版の発売が報じられていたVRパズルゲーム、「Gadgeteer」の発売日が2021年5月25日になることが発表されました。この発表に合わせる形で、最新のゲームプレイ映像も公開されています。

「Gadgeteer」はSteam、Oculus Store(Quest/Rift)向けに2019年に発売されたVRパズルゲーム。NHK Eテレの教養番組「ピタゴラスイッチ」の「ピタゴラ装置」のような連鎖反応を起こすマシンを構築し、その完成を目指します。
60近いステージが用意されたパズルモード、自由気ままにステージを作成するガジェットボックスモードを収録。後者ではドミノ、転がる玉など100種類以上の仕掛けが用意されており、プレイヤーの発想力を大いに刺激する作りになっています。

また、先行発売済みのPC、Quest版は日本語にも対応済み。PSVR版に関しては執筆時点で日本国内での発売は報じられていません。海外との同時発売になるのか、5月25日と翌26日のPlayStation Storeの更新が注目されます。

(参考)VRFocus

巨大ロボット内部が舞台のVR脱出ゲーム「A Rogue Escape」発売日決定

新作VRゲーム「A Rogue Escape」の発売日が2021年6月10日になることが発表されました。対応ヘッドセットはOculus Rift(Rift S)、HTC Vive、Valve Index、Oculus Quest(Quest 2)。日本語を含む、9言語に対応しています。

「A Rogue Escape」は、イタリアの個人開発者Andrea Interguglielmi氏とVRゲームスタジオSylphe Labsのタッグによって開発されたVR脱出ゲーム。
同じく巨大メカのコックピットを舞台にしたアドベンチャーゲームにです。プレイヤーは地球外の惑星から脱出するため、巨大な徘徊ロボットへと搭乗。内部にあるレバー、スイッチ、モニターを操作しながらその仕組みを解明させつつメカを起動させ、脱出への道筋を立てていきます。Interguglielmi氏の過去作「Nauticrawl : 20,000 Atmospheres(以下、Nauticrawl)」の流れを汲む新作です。

各種機器類を直接、手で動かす文字通りの”手探り”なゲームプレイが特色。前作「Nauticrawl」はVR専用ではなかったのですが、VR専用になったことで”その場にいる感覚”も劇的に進化し、よりロボットアニメ好きの心と魂をくすぐっては燃えさせる作りになっています。

なお、前作「Nauticrawl」は、Mogura VRとMoguLiveの姉妹サイト「もぐらゲームス」にてレビュー兼紹介記事も掲載中です。

(参考)Steam


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