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ゲーム・アプリ 2021.01.11

今週の気になるVRゲームニュースまとめ(12月27日~1月9日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今週は2020年12月27日~2021年1月9日間の関連ニュースが対象です。

目次

1. VRパズルFPS「Boneworks」最新無料アプデ実施、次回作の予告も
2. 人間集団シミュレーター「HUMANITY」発売は2021年内を予定?
3. インディ・ジョーンズ的VRパズル「Eye of the Temple」2021年春発売
4. VRタクティカルFPS「Alvo」2021年3月にPSVR版発売
5. VRFPS「Pavlov VR」第二次世界大戦時の武器、戦車を追加するアプデ実施

VRパズルFPS「Boneworks」最新無料アプデ実施、次回作の予告も

物理法則を忠実に再現したVRFPS「Boneworks」の最新無料アップデートが2020年12月30日に実施されました。このアップデートで新たに空飛ぶ船こと「Hover Junker ship」が追加され、広大なフィールド上を自由に飛び回れるようになりました。

今回追加された「Hover Junker ship」は、開発スタジオであるStress Level Zeroの過去作「Hover Junkers」にオマージュを捧げたもので、空を飛ぶ以外にも相手の船に飛び移って操縦士の相手を撃退し、強奪する戦術も実践できるようになっています。さらに「Hover Junkers」由来のものとして、砂漠を舞台にした新マップ「Junk Desert Chamber」も追加。他に本アップデートでは新たな銃火器とツール、実績の追加も行われています。

「Boneworks」は2019年12月にSteamで発売されたパズル要素強めのVRFPS。プレイヤーはAI活用型のVRオペレーティングシステム「Myth OS」を開発した多国籍企業Monogon社のセキュリティディレクター、アーサー・フォードとなって同社が開発したコンバットゲーム「Boneworks」の内部探査に挑みます。忠実に再現された物理法則、あらゆる動作を直接手を動かしながら行う操作スタイルが特色。Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityのヘッドセットをサポートしていますが、操作の特徴からValve Indexでのプレイが推奨されています。

また、今回のアップデート実施と同時にStress Level Zeroが新たなプロジェクトに取り組んでいることも発表。スタジオ所属のBrandon J Laatsch氏いわく、2021年中の情報公開を予定している模様です。

(参考)UploadVR(アプデ次回作)、Steamコミュニティ

人間集団シミュレーター「HUMANITY」発売は2021年内を予定?

ゲームクリエイターの水口哲也氏が率い、「Rez Infinite」、「テトリス・エフェクト」を開発したエンハンスの次回作「HUMANITY(ヒューマニティ)」。その発売が2021年内を予定していることを同作の公式Twitterが明らかにしました。

「HUMANITY」は”人間集団シミュレーター”を謳う新作VRゲーム。2019年放送の動画配信番組「State of Play」にてPlayStation VR(PSVR)向けタイトルとして発表されました。インターフェースデザイナーの中村勇吾氏がプロデュースとパブリッシングを担当しており、「人間という集団をダイナミックな観点から操作し、楽しみながら、何かを感じ、 何かを発見していくゲーム」と紹介されています。

当初、2020年内の発売が報じられていましたが、公式Twitterのツイートに「2020年は人類にとって予想外の展開を迎えました。」と書かれている通り、新型コロナウィルス感染拡大の影響で開発の遅延が生じた模様。続いて「2021年は我々の年です」と書かれていることから、2021年内の発売を目指していることが推測されます。

(参考)HUMANITY公式TwitterUploadVR

インディ・ジョーンズ的VRパズル「Eye of the Temple」2021年春発売

個人開発者Rune Skovbo Johansen氏が制作中の新作VRパズルゲーム「Eye of the Temple」が2021年春、Steamで発売されることが発表されました。対応ヘッドセットはValve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality。Steamのストアページでは本作の無料体験版も公開中です。

「Eye of the Temple」は古代の神殿を舞台に謎を解いたり、危険な罠を直接身体を動かして避けたりしながら最深部を目指すアクション要素強めのVRパズルゲーム。映画のほか、小説やドラマでも知られる名作冒険活劇「インディ・ジョーンズ」シリーズに強く影響された作品で、同作さながらの危険とロマンに満ち溢れた探索が楽しめます。

さらにプレイヤーの分身たる主人公は鞭も装備。直接振って機械仕掛けの昆虫を追い払ったり、怪しげなツボを壊すと言った”なりきり体験”も堪能できます。

(参考)Road to VR

VRタクティカルFPS「Alvo」2021年3月にPSVR版発売

2017年頃に発表され、以降開発が続けられているVRタクティカルFPS「Alvo」。そのPlayStation VR(PSVR)版が2021年3月に発売されることが発表されました。またPSVR版の後、SteamのPCVR版、Oculus Quest/Quest2版の発売を予定しているとのことです。

「Alvo」は独立系ゲームスタジオのMardonpolが開発中のオンライン専用VRタクティカルFPS。最大10人のプレイヤーが参加可能で、各々が生き残りをかけて銃撃戦を繰り広げる「Free 4 All」、5人編成のチームに分かれて争う「Team deathmatch」、爆弾を解除しながら拠点を防衛する「Search and Destroy」の3つのゲームルールが用意されています。機動力に富んだアクションとスムーズかつスピーディな展開を特色としていて、操作周りも快適に楽しめるよう工夫を凝らしたものになっているとのこと。クロスプレイにも対応しており、異なるヘッドセットのプレイヤー同士で各種銃撃戦を楽しめます。また、PSVR版に関してはPSVRシューティングコントローラにも対応しているとのこと。

2018年内の発売が発表され、Steamではストアページも開設済みでしたが、その後に延期。長きに渡って開発が続けられてきましたが、満を持して2021年に製品版発売を迎えます。なお、北米と欧州では2021年1月下旬から2月上旬にかけ、PSVR版のクローズドベータテストを予定しているとのこと。詳細と続報は本作の公式DiscordサーバーTwitterFacebookを参照ください。

(参考)UploadVR

VRFPS「Pavlov VR」第二次世界大戦時の武器などを追加する大型アプデ実施

Steamで早期アクセス版が販売中のVRFPS「Pavlov VR」の最新大型アップデートが実施され、第二次世界大戦をテーマにした複数のマップと武器、そして戦車などが新たに追加されました。

武器に関しては米英軍、旧ソ連軍、ドイツ軍の3カテゴリ別に異なる種類が用意されており、数にして実に28種類。それぞれの軍の制服を着用したプレイヤーモデルも選択可能です。マップもサントリーニ島、スターリングラード、駅と言った複数種を追加。そして、今回のアップデート最大のトピックでもある戦車は運転手、砲手、指揮官の3人体制で操縦するという本格的な仕組み。この戦車に焦点を当てた新たなゲームモードも追加されています。

他にオプションへの音声、オーディオの音量設定追加、一部武器の威力の上方・下方修正、バグ修正なども行われています。また、2021年1月12日午前2時までは「WEEKEND DEAL!」として、40%割引の税込1,542円で販売されます。

「Pavlov VR」は10人ごとのチームに分かれ、激しい銃撃戦を繰り広げるオンライン特化型のマルチプレイVRFPS。2017年に早期アクセス版がSteamで販売され、本格的な銃火器の操作と挙動、気軽に楽しめるハードルの低さで高い評価を獲得しています。2020年初旬には一部機能を除外したOculus Quest向けの「Pavlov Shack」が、サイドローディングアプリ「SideQuest」にて配信されました。

(参考)VRFocusSteamコミュニティ


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