高い評価を得ているVRFPSゲーム「Pavlov VR」のOculus Quest版が発表されました。「Pavlov VR」2017年にSteamでアーリーアクセス版が配信された作品で、オンラインでのマルチプレイヤーでの対人戦が主なゲームモードとなっています。
本作の開発元davevillzは、今回のOculus Quest版リリース情報と共に、オープン形式のα版テストの実施も告知。2019年5月23日からテストが開始される旨をTwitter上で公表しています。
サイドローディングの必要あり
Oculus Quest版「Pavlov VR」のα版をプレイするには、同タイトルをサイドローディング形式で、Oculus Quest(以下Quest)にインストールする必要があります。
(※サイドローディング:正規のアプリストア(この場合はOculus Store)以外から、アプリを入手しインストールする行為)
サイドローディングを行うにはまず、Oculus公式で自身のアカウントをデベロッパーモードに設定します。その後同サイトから、ドライバーをダウンロードし、Quest本体が不明なソースからのアプリを認識するようにします。なおOculus Quest版「Pavlov VR」のα版は無料でダウンロードが可能です。
First couple of hours with the hardware on hands, this is cool. I can confirm Pavlov is coming to the Quest. 😁 pic.twitter.com/L3ksxtJQWH
— davevillz (@davevillz) 2019年5月22日
Quest版の相違点
davevillzは、Steam版と比較した場合のQuest版「Pavlov VR」の相違点も公開しています。同社はQuest版「Pavlov VR」には(Steam版に存在する)ワークショップ機能とカスタムマップ作成機能は実装されないと説明。一方で「数々のカスタムマップからインスピレーションを受ける形で、新マップの導入を進めていく」と明言しました。
Steam版とのクロスプラットフォーム化については、現時点では積極的に検討はされていないとのこと、davevillzはゲームプレイ面の格差の観点から、以下のように説明しています。
仮に(技術的に)可能としても、(Pavlov VR)はそもそも根本的にクロスプラットフォームに向かないのです。例えば「Index」のリフレッシュレートは144hzですが、Oculus Questのリフレッシュレートは72Hz止まりです。
Pavlov VR Quest, Open Alpha has started, side-loading build here: https://t.co/nrj8rVXlP6 🍆🍆 join discord if you have any issues or feedback https://t.co/9TpTMa1uae
— davevillz (@davevillz) 2019年5月23日
Quest版はOculus Storeでも配信予定
davevillzは「Pavlov VR」の将来的な展開についてもコメントを行いました。同社によると、Quest版「Pavlov VR」は将来的に、Oculus Storeでのリリースも予定しているとのこと。Rift版については、ワークショップ機能が使用できないことなどから、Oculus Storeで配信する予定はない、とdavevillzは解説しています。
(参考)VRScout
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