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活用事例 2023.10.24

VR火災体験を児童教育に、能美防災が茨城県内の2校で授業

防災設備・システムの能美防災株式会社は、児童教育の現場でVRコンテンツ「火災臨場体験VR」の普及を進めています。2023年9月には、茨城県の小学校・特別支援学校で防災教育プログラムを実施しました。


(出所:能美)

能美防災は、2021年9月から火災・地震をVRで体感できる「火災臨場体験VR」を提供開始。法人のほか、自治体では広島中消防署が導入しています。この「火災臨場体験VR」は、PlayStation 4用ゲームソフト「絶体絶命都市4 Plus」の制作・販売で知られる株式会社グランゼーラと協同で開発を行っています。

茨城県内の学校で防災授業

2023年9月15日、茨城県立境特別支援学校は、全校避難訓練に合わせて、高等部の生徒8名に防災教育プログラムを実施しました。また、9月27日には茨城県の古河市立古河第一小学校において、小学3年生・4年生を対象に、教師が「火災臨場体験VR」を体験する様子をモニターに映し、防災授業が行われました。


(境特別支援学校での実施風景。出所:能美)


(古河市立古河第一小学校での実施風景。出所:能美)

能美によれば、体験した生徒・先生からは「火災の煙は高いところに集まるので、身を低くすることが大事だとわかった」「よりリアルな体験ができることで、教育効果の高まりを感じる」といった感想が得られ、VRコンテンツの有効性を確認できたとしています。

ECサイトで防災分野への寄付も

「火災臨場体験VR」と必要機材は、能美が運営するECサイト「XR+」で購入できます。参考価格は1か月レンタルで18万円(税込)から、同社の市ヶ谷本社で無料トライアルが受けられます。また、「寄付つきVRキットレンタル」を注文すると、売上の1%が防災に関する社会貢献団体に寄付されます。


(出所:能美)

(参考)能美株式会社(1)能美株式会社(2)デジタル庁


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