Home » HTCが「VIVE XR Elite」用フェイストラッカーを発表。視線や口の動きをアバターに反映


企業動向 2024.01.18

HTCが「VIVE XR Elite」用フェイストラッカーを発表。視線や口の動きをアバターに反映

1月9日、HTCはVR/MRヘッドセット「VIVE XR Elite」用のフェイストラッカーを発表しました。対応するデバイスに取り付けることで、視線や口の動きをアバター等に反映するほか、自動でのIPD調整機能も付属します。主に法人向けの販売を想定しており、価格は税込31,000円です。

VIVE XR Eliteにアイトラッキング・口トラッキングを追加

フェイストラッカーは「VIVE XR Elite」にマグネット式で装着、USB Type-C端子で接続することで、視線追跡(アイトラッキング)用のカメラ2台、口のトラッキング用のカメラ1台が使用可能になります。


(「VIVE XR Elite」フェイシャルトラッカーを装着した際のイメージ図)

視線は120Hz、口は60Hzでトラッキングされ、アバターに動作を反映させることが可能です。また、OpenXRに準拠したSDKが用意されており、一体型VRヘッドセット「VIVE Focus」で構築された視線/口トラッキング対応アプリケーションを移植して使用することもできます。

このフェイストラッカーは、2024年1月に開催されたエレクトロニクス展示会「CES 2024」にて実機が展示されていました。Mogura VR Newsの記者が試したところ、表情の認識精度(口の認識精度)は高く快適。一方で視線追跡の精度はやや低めに感じられるなど、今後のアップデートが期待されます。

(参考)HTC


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード