アップルの空間コンピュータ「Apple Vision Pro」に、18金フェイスカバーやレザー製ヘッドバンドを装着した製品「VISION PRO CVR」が発表されました。“シールド”部分には、本当にゴールドが使用されています。
「VISION PRO CVR」は、外装カスタムiPhoneやApple Watch向けの高級ケースなどを手掛けるCaviarの製品。使用されている18金は合計1kg。バンド部分の素材には、高級自動車ロールスロイスなどに導入されているコノリーレザーが用いられています。
本製品の18金製のシールドは、「Apple Vision Pro」の前面を覆う形状をしており、利用者の表情（が表示される前面ディスプレイ）を隠すことができます。Caviarによると、シールドは簡単に開閉可能で、利用者がプライバシーを重視する際に利用することを想定しているとのこと。
「VISION PRO CVR」は2024年夏頃にリリースされる予定で、合計24セットが限定販売されます。記事執筆時点では、具体的な販売価格などの詳細は発表されていません。
「Apple Vision Pro」はモジュール性を意識したデバイスであると推測されており、7月現在、複数の企業が自社製ストラップやフェイスカバーの開発を進めています。6月には、BandWerkというメーカーが、ナッパレザーを使用したヘッドバンドとフェイスカバーを発表しました。
「Vision Pro」は、日本時間6月6日開催の「WWDC23」にて発表された空間コンピュータです。専用の「visionOS」を搭載し、カメラで取得した現実世界上にバーチャルな情報を重ねる「パススルーMR（Passthrough Mixed Reality）」的な表現を実現します。現実世界に拡張ディスプレイを配置することや、周囲に映る現実世界をダイヤル調整で”割合を減らす”ことで、VRのような没入的体験も可能と目されています。
（参考）VRScout
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