VR(MR)デバイスとPCを接続するアプリ「Virtual Desktop」と「iVRy Driver for SteamVR(iVRy)」は、「Apple Vision Pro」に対応するための取り組みを進めていることを発表しました。
「Virtual Desktop」は、PCと自分のVRヘッドセットを同期させ、バーチャル空間内にデスクトップ環境を映し出せる有料アプリ。Meta QuestシリーズやVIVE XR Elite、Valve Indexなどに対応しています。「iVRy」も同様の機能を有するアプリですが、PlayStation VRに対応しているのが特長です。
「Virtual Desktop」の開発者、Guy Godin氏はすでに「Apple Vision Pro」を所有しており解析を進めています。ただ同ヘッドセットがAndroid(OS)を使用していないことから、移植作業は「かなり複雑」になるとのこと。現時点では、対応までに数か月はかかると予測しています。
「iVRy」の開発チームは、対応のための作業を進めていますが「Apple Vision Pro」が手元に届くのは4月になるそうです。到着後にテストを行い、問題なければそこから数週間以内にリリースできると同チームは説明しています。
なおアップルは現在、PC(Windows)と接続するアプリに対するスタンスを明確にしていません。今後「Virtual Desktop」と「iVRy」がApp Storeの審査を受ける際、同社の方針が影響する可能性があります。
(参考)UploadVR
Mogura VRはUploadVRのパートナーメディアです。