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テック 2016.01.02

デスクの上がゲームの世界に。Unreal Engine 4にARプラグインが登場

Epic Games社が開発、提供するゲームエンジン「Unreal Engine 4」(UE4)。2015年末、このUE4向けのAR(拡張現実)プラグインが登場し、デモ動画が公開されています。

まずは、以下の動画をご覧下さい。

このように、現実世界の映像を取り込み、その上に3Dキャラクターなどバーチャルなイメージを重ね合わせることが可能となっています。

Unreal Engine 4を使ってEpic Gamesが開発してきた『Couch Knights』、『Showdown』、『Bullet Train』といったデモは、VRの短い歴史を考えた上でも、驚くべきものでした。

同社はOculus Riftなどのハードウェアに対し、Unreal Engine 4のマルチプラットフォーム性やVRへの拡張性を繰り返しアピールしてきましたが、今回の発表はどう受け止められるのでしょうか。

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同プラグインは、オープンソースのARライブラリ「AR TOOLKIT」をベースに開発されており、公式サイトでは以下のようにコメントしています。
「シームレス、かつ、容易にマルチプラットフォームのAR(拡張現実)を作成できるように設計しています。簡単に言えば、現実から映像を取得して、マーカー機能を使い、画面から飛び出すキャラクターやオブジェクトを重ね合わせて描写する、UE4はこういった機能を提供します。」

上記、ARプラグインのデモ動画は、以前より発表されていたデモ動画「Matinee Fight Scene」の戦闘シーンをAR化したもの。

両動画を比較する事で、ARプラグインの機能をより理解する事が出来るかも知れません。

「VRの次の波」とのイメージも強いARですが、VRの最前線を走り、なおかつVRのコンテンツ制作を支えている米Epic GamesではARへの取組が始まっています。今後、VRと同じようにUE4製のARのコンテンツ制作も広がっていくことに期待です。

(参考)
Unreal Engine AR Plugin Makes Your Office Desk a Gameworld(英語)
http://www.roadtovr.com/unreal-engine-ar-plugin-makes-your-office-desk-a-gameworld/

※米Road to VRとMogura VRはパートナーシップメディアです


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