Valveは、インターネットカフェなど自宅外でのVR体験を実施する企業向けに、新たなサイトライセンスモデルを発表しました。
ネットカフェや博物館など様々な場所で
VRのクオリティは今も加速的に成長していますが、高品質な体験をするにはどうしても費用が高い、十分な場所が確保できないといった壁があります。
そうした個人では買えない層にとって、インターネットカフェでの手軽なVR体験は一つの選択肢になるでしょう。
今回Valveが発表したサイトライセンスモデルは、HTC Viveを含むSteamのあらゆるコンテンツを公共の場で利用可能にするもの。
アーケード施設だけでなく博物館、ポップアップストア、そしてネットカフェなど、「考えうるすべての場所」での利用を含むとValveは述べています。
HTCと足並みを揃えてVR体験施設を推進
このライセンスでは、利用者には営利利用が許可され、またValveが「Free Site Subscriptions List」に上げる『The Lab』や『Portal Stories: VR』といったフリートゥプレイのコンテンツも展示することができます。
「Vive VRカフェ」や「Viveland」など、HTCも今まで様々なアーケードVRに力を入れてきました。
ValveとHTCは、足並みをそろえてVR施設の展開を推進していることがうかがえます。今回の新ライセンスで、より多くの企業が「外出先でのVR体験」を広げ、多くの人に触れる機会が増えると期待できます。
(参考)
Road to VR / Valve Move to Kickstart the VR Cybercafé with New SteamVR Licensing Model(英語)
Valve Move to Kickstart the VR Cybercafé with New SteamVR Licensing Model
※Mogura VRはRoad to VRとパートナーシップを結んでいます。