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Oculus Rift 2019.01.08

SteamのVRアクティブユーザーの数は右肩上がりに増加

世界最大のPCゲームプラットフォームSteamを運営するValveから、2018年12月分の「Steam ハードウェア & ソフトウェア 調査」が公表されました。統計からはVRヘッドセットの普及が順調に、右肩上がりに進んでいるのが確認できます

この調査は、1ヵ月の間にSteamユーザーがどのような言語で、どういったハードウェアを使用してSteamを利用したのか米メディアRoad to VRが集計した統計データです。統計データは、VRヘッドセットのアクティブユーザーの割合が掲載されています。

今回発表された統計データでは、VRヘッドセットを保有し、12月中にSteamを通して使用したユーザーのみが、アクティブユーザーとしてカウントされています。VRヘッドセットを保有しているものの、12月にSteamを使用しなかったユーザーは含まれていません

アクティブユーザーの数は11月から更に増加

2018年12月に、SteamでVRヘッドセットを使用したアクティブユーザーの割合は、全Steamユーザーの内の約0.8%でした。11月のアクティブユーザーの割合の0.78%から、0.02%の増加で、過去最大の数値となります。米Road to VRによると、公表された割合から逆算した、12月のVRアクティブユーザー数は、約767,000人(11月は約70万人)であるとのことです。

VRヘッドセット別の使用率第1位は、Oculus Rift

12月にSteamで1番使用されたVRヘッドセットは、Oculus Rift(46.45%)でした。11月の使用率(45.88%)と比較して0.57%増加しました。HTC VIVEは第2位の使用率(40.82%)でした。11月の使用率(42.76%)から、使用率が1.94%減少しました。

HTC VIVEの使用率は、2018年4月から減少を続けています。減少の理由は、2018年4月に発売されたHTC VIVEの上位機種VIVE Proに、一定数のHTC VIVEユーザーが移行しているためと推測されます。VIVE Proの12月の使用率は2.81%です。11月の使用率(2.5%)から0.31%増加しました。

11月から12月にかけて、大きく使用率が伸びたのがWindows Mixed Realityヘッドセットです。11月の使用率(7.84%)から1.05%増加し、8.89%を記録しました。使用率の上昇は、2018年10月に米Amazonで行われた、Windows Mixed Reality対応ヘッドセット(※)の一斉セールが理由と推測されます。同月に発売された、サムスン電子(Samsung)の新型MRヘッドセット「HMD Odyssey+」も、使用率が上昇した一因と推測されます。

(※:Windows Mixed Realityは、Acer、Lenovo、Samsungなどの各企業から対応MRヘッドセットが発売されている)

(参考)Road to VR

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