2021年7月に公式販売が終了したPC向けVRヘッドセットOculus Rift S。後継機を望む声も根強くある同デバイスですが、この度、フェイスブックのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は、ユーザーの発言に答える形で、Oculus Rift 3が「いつの日か(Maybe one day)」登場する可能性もあるという見解を公にしました。
実際は望み薄…?
ザッカーバーグ氏は、2021年9月21日「Facebook」で、フェイスブックの新製品発表の内容の予測を呼びかける投稿を行いました。この投稿に対して「Oculus Rift 3」と予測した人が同デバイスの名前をコメント。ザッカーバーグ氏が、この“意見”に対して以下のようにコメントしていました。
(Oculus RIft 3の登場は)いつの日か実現するかもしれません。しかし現在、我々は(Oculus)Questに注力しています。結局のところ、PCとQuestを接続すれば、好きなように(PC向けVR)ゲームを遊ぶことができるのです。
フェイスブックは現在、VRハードウェアの展開を一体型VRヘッドセットOculus Quest(オキュラス クエスト)シリーズに“一本化”しています。完全な否定は行われなかったものの、今回のザッカーバーグ氏の発言は、現時点のフェイスブックの方針を改めて示す(Rift再始動の望みは薄い)ものと理解できるでしょう。
フェイスブックは、最近ではOculus Questの新型(Oculus Quest Pro)を開発していると噂されています。2021年10月に開催される「Facebook Connect」で同デバイス関連の発表が行われるのか。期待して待ちたいところです。なお、ザッカーバーグ氏が触れた新製品の正体は、ビデオ通話デバイス「Portal」の新バージョン(日本未発売)でした。
(参考)UploadVR