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ゲーム・アプリ 2021.04.06

SteamのVRヘッドセット接続台数が月間約300万台に到達。Oculus Quest 2はさらに利用者増加

2021年3月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。VRヘッドセットの月間接続台数は、引き続き過去最大を更新。合計292万4,000台に達しました。

VRはホリデーシーズンを過ぎても伸び続ける

VRヘッドセットの月間接続台数は、2021年1月から堅実に上昇中。米メディアRoad to VRによれば、約292万という数値はSteamユーザーのおよそ2.3%に相当する数字とのこと。この増加傾向は、2020年10月に発売されたOculus Quest 2の存在が大きいと思われます。Oculus Quest 2は現時点でSteamで最も使用率の高いデバイスとなっていることから、その影響力をうかがい知ることができます。

SteamでのVRヘッドセット月間接続台数が100万台に到達したのは、計測開始から約41ヵ月後。前年比での上昇率は110%に及びます。Road to VRは「これまでとは異なり、ホリデーシーズンが終了しても、接続台数が一貫して伸び続けている」とコメントしています。

伸び続けるQuest 2

各VRヘッドセットのシェア率に関しては、Quest 2が昨月比で1.34%上昇。24.25%に達しました。StamでVRを使用する人の約4人に1人が、同デバイスをSteamで使用している計算です。VALVE INDEX (+0.37%) とWindows Mixed Reality系ヘッドセット(+0.35%)は、共にシェア率は微増。

Oculus Rift Sのシェア率は、 20.96% (–0.62%)。初代Questは5.74% (–0.35%)となっています。Oculus Riftに関しては7.07% (–0.33%)でした。これらのデバイスのシェア率低下により、フェイスブック製VRヘッドセットの合計シェア率は、58.02% (+0.04%)に留まっています。他方、HTC VIVEのシェア率は、 12.24% (–0.81%)に低下。HTC製デバイスの全体シェア率も 16.51% (–0.73%)と、昨月に引き続き下降しています。

ハードウェア利用状況調査について

Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。

本調査は、調査月にPCに”接続された”デバイスを示すもの。機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものかは不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。

(参考)Road to VR

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