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ゲーム・アプリ 2021.03.04

Oculus Quest 2がSteamで最多シェアを獲得、VRヘッドセットの主流へ

2021年2月版のSteamハードウェア利用状況調査が公開されました。VRヘッドセットの月間接続台数が過去最大に。Oculus Quest 2が現時点で最も使用されているVRヘッドセットになったことが確認できます。

2021年2月の月間VRヘッドセット接続台数は約280万台。1月の260万台から約20万台増加しました。Quest 2は1月から個別のデバイスとして集計され、昨月比でシェア率は5.51%増加。合計22.91%に達しました。この数字は、Oculus Rift Sのシェア率(21.58%)を上回るものです。

Quest 2の“躍進”に対して、フェイスブック製VRヘッドセット全体のシェア率の上昇は、1.58%に留まりました。これは、Oculus Riftや初代Oculus QuestからQuest 2に乗り換えたユーザーが多いことを示唆しています。同社製VRヘッドセットの合計シェア率は、57.98%に増加しています。

VALVE INDEX(バルブ・インデックス)のシェア率も微増(16.0%)。米メディアRoad to VRによれば、Windows Mixed Reality系ヘッドセットは、台数自体は増えたものの、シェア率は6.15%に減少(-0.23%)したとのこと。これは、Quest 2のシェア率増大などが影響していると、同メディアは説明しています。

Oculus Rift S(−1.78%)、初代Quest(−1.58%)、HTC VIVE(−1.01%)といったその他のデバイスのシェア率は減少。HTC製ヘッドセットの合計シェア率は、17.24%に低下(−1.29%)しました。

ハードウェア利用状況調査について

Steamによる月例のハードウェア利用状況調査は、ユーザーへの調査に基づく、ゲームを遊んでいるPCのグラフィックボードなどのハードウェア、またOSなどのソフトウェアに関する統計です。

本調査は、調査月にPCに”接続された”デバイスを示すもの。機器が実際に利用されているのか、またいつ購入したものかは不明です。さらに調査はSteamでの利用に限るもので、任意参加となっています。他プラットフォームの公式ストアにおける利用数は含まれていないため、市場全体のシェア率を直接推定するには不十分なことに注意が必要です。

(参考)Road to VR

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