VRゲームスタジオのFast Travel Gamesは、人気VRゲーム「Apex Construct」のプラットフォームごとの売上比率を明らかにしました。Oculus StoreやSteamなど複数のプラットフォームにリリースしているゲームの動向として、興味深い結果を提示しています。
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4割以上がPSVR、次いでOculus
「Apex Construct」は、荒廃した未来の都市で、弓と盾を手に戦うアクションアドベンチャーです。PlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)向けには今年2月、Oculus StoreやSteamでは3月に配信開始され、弓と盾を使った自由度の高いアクション、高い没入感などから人気を集めています。
Fast Travel GamesのCEO、Oskar Burman氏が自身のツイッターで明らかにした情報によると、「Apex Construct」の最多売り上げプラットフォームはPSVRで46%、次いでOculus Storeが30%、Steamが24%と続いています。
Multiplatform matters for VR devs. Out of all Apex Construct sales, 46% is on PSVR, 30% is on the Oculus Store while 24% is on Steam. #gamedev #vrdev
— Oskar Burman (@OskarBurman) 2018年5月23日
コンテンツの見つけやすさがカギ?
このタイトルがPC向けに先駆けてPSVRにリリースされたことを考えれば、PSVR向けに最も売れていることは不思議ではありません。
また、Oculus StoreとSteamはわずか6%の差ですが、興味深い差異です。おそらくStoreでのコンテンツの見つけやすさに起因するものと考えられます。Burman氏の情報だけでは確かなことは言えませんが、コンテンツ市場にとっては面白い示唆を与えるものでしょう。
また、プラットフォームごとの売り上げ比率は売り上げ本数に比例すると考えられますが、Burman氏は本数については開示していません。
Fast Travel Gamesは同タイトルの展開を進めており、今年後半にはモバイル向けへのリリースや、パッケージ版の発売も計画しています。
「Apex Construct」の購入はこちらから。
Steam
Oculus Store
(参考)VRFocus
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