VR/AR関連の触覚フィードバックを専門とするTactical Hapticsは、 触覚フィードバックデバイス「SaberGrip」のプロトタイプを発表しました。「SaberGrip」は既存のハンドコントローラーやトラッカーに装着して使用。VRゲームにおける剣での戦闘や釣り、業務における技術研修などに使用できます。
「SaberGrip」は、Oculus系デバイス、およびHTC VIVEなどのSteamVR対応デバイスに対応。トラッキングシステムではViconやOptiTrackなどをサポートします。
Ocuus系デバイスやHTC VIVE系デバイスに対応
「SaberGrip」は内部動力により組み込まれたスライドプレートを動作させ、触覚フィードバックを生み出します。なお、この円筒形のデザインは「VRアーケード運営者からのフィードバックを参考に選ばれた」デザインとのこと。
2020年8月25日現在、「SaberGrip」に装着できるのは「Oculus Touch」と「VIVE トラッカー」。公開された映像からは、剣でのバトルやフィッシングで、同ハンドコントローラーのスライドプレートが、どのように動作するのかが確認できます。
Tactical Hapticsは、「剣を使用する戦闘デモに、将来的にはマルチプレイヤー機能を導入することを構想中」と説明しています。また最終的には、eスポーツやトーナメントに対応できる作品にすることが目標であるとのこと。
現在、Tactical Hapticsは通常の「SaberGrip」のほかに、野球やラケットとして動作することを想定した、“両手持ち”モデルの開発も並行して進めています。現時点では、両モデルの発売時期などは公表されていません。
（参考）VRScout
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