イギリスの劇団、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)は、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」を題材にした、“バーチャルパフォーマンス”「Dream」を発表しました。
上演期間は2021年3月12日から3月20日まで。出演者は、モーションキャプチャースーツを着用し、劇を行います。
「Dream」には7人のアクターが出演。イギリス・ポーツマスのモーションキャプチャーステージから、リアルタイムで演技します。パフォーマンスは、スマートフォンやPC、タブレットから視聴できます。
米メディアVRScoutによれば、楽曲はオーケストラが演奏し、演者によって動的な変化が発生するとのこと。視聴者は、鑑賞に使用しているデバイスから、劇にリアルタイムで干渉できます。干渉するには、10ポンド(約1,400円)のチケットが必要。“参加権”が不要な場合は、無料で視聴できます。
関係者のコメント
RSCのアーティスティック・ディレクター Gregory Doran氏は、「Dream」の上演について以下のようにコメントしています。
観客の方が、自宅にいながらライブパフォーマンスに影響を与えられるというのは、素晴らしいことです。これはパフォーマーの役割を奪うのではなく、新しい機会を作り出すのです。シェイクスピアは素晴らしい劇作家であり、我々は、彼の作品のひとつをライブパフォーマンスの可能性を探求するために使えることを、喜ばしく思います。
(参考)VRScout
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