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話題 2020.10.21

小劇場組合が「VR演劇」の制作サポートに取り組むクラファンを開始

小劇場組合「Little THEATER Union」(リトルシアターユニオン)が、VR演劇プロジェクトのクラウドファンディングを開始しました。

リトルシアターユニオンでは、共同オーディションの開催や講師入れ替え制でのワークショップ、合同公演のプロデュースなどを行ってきましたが、新型コロナウィルスの影響により、小劇場で活動をしている劇団が大きな打撃を受けたそうです。この経験から、演劇作品を作る時の選択肢を増やしておくため、実体験に近い感覚が得られる「VR演劇」を広める取り組みに挑むとのこと。

撮影はマイク付きのVRカメラ一台を中心に置いて撮影し、それを囲むような形での芝居を撮影する手法で実施。観劇者は360°舞台で自由に視界を選べ、視界を制限することで生観劇に近い雰囲気を体験できます。出来上がった作品は、YouTubeを通してスマートフォンで観られます。

クラウドファンディングの支援金は、VR機材の劇団への無料貸し出しと作品制作サポートの実施に充てられるとのこと。個性豊かな劇団に依頼し、作品買い取り料という形で制作費を渡すことで小劇場演劇界の仕事を回していくそうです。またVRアドバイザーにVR作品創りのノウハレクチャーと映像編集も依頼するとしています。

クラウドファンディングの期間は、11月20日(金)23:00まで。リターンにはVRゴーグルやお礼メッセージなどを用意しており、VR機材貸し出しサービスは4月開始を予定しています。

クラウドファンディングのプロジェクトページはこちら

(参考)Little THEATER Union クラウドファンディング


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