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投資 2023.11.22

グラス型ディスプレイ開発のRokid、2,000万ドルを資金調達

グラス型ディスプレイを開発する中国・Rokidは、中国大手ゲーム会社のNetDragonから2,000万ドル(約29億円, 2023/11/22時点)を調達しました。合わせて、両社は「メタバースの商機をグローバルに追求する」ために、5年間のパートナーシップ契約を締結しています。


(出所:Rokid)

グラス型デバイス「Rokid Max」開発、対応コンテンツ加速へ

Rokidは2014年に創業。音声認識技術からスマートグラス開発・販売にピボットし、2023年にはコンシューマ向け製品「Rokid Max」を世界80か国で発売しています。「Roki Max」は、PC・スマホ・ゲーム機などの画面拡張ができるグラス型ディスプレイです。Googleの動画サービス「Android TV」に対応するほか、付属製品の「Rokid Station」に接続すると、3DoF表示で3D映像が視聴できます。


(グラス型ディスプレイ「Rokid Max」。出所:Rokid)

1999年創業のNetDragonは、大規模なオンラインゲームやオンライン学習プラットフォームを開発・運営するグループ企業です。発表によれば、同社はRokidとのパートナーシップを通じて、AR対応製品の市場投入を加速する狙いがあるとのこと。

今回の出資について、NetDragonグループ副会長兼エグゼクティブ・ディレクターのSimon Leung氏は、「私たちはARがメタバースを実現する中核技術のひとつだと信じており、Rokidに投資できたことを嬉しく思います」とコメント。Rokidの創業者兼CEOのMisa Shu氏は、「NetDragonとDokidのコンビネーションは、製品開発における新たなモメンタムと、この業界に画期的な革新をもたらすと確信しています」と述べました。

(参考)NetDragon(1)NetDragon(2)


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