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業界動向 2019.05.23

リコーの360度カメラ「THETA」がVR遠隔コミュニケーションに対応

株式会社リコーは、360度カメラ「RICOH THETA」を利用した多拠点双方向コミュニケーションシステム「RICOH Unified Communication System 360 VR Live」を2019年5月23日に提供開始します。本サービスでは、THETAで映した空間をVRデバイスなどに共有できるようになります。VRヘッドセットを組み合わせることで、トレーニングや接客、点検作業といった業務効率化への利用が考えられています。

本システムは、THETAとリコーのテレビ会議・Web会議システム「RICOH Unified Communication System(RICOH UCS)」を接続し、VRゴーグルやスマートフォン、パソコンへリアルタイムに360度映像を配信できるものです。

それぞれの視聴者はVRヘッドセットを組み合わせることにより、実際にその場にいるかのような体験ができます。スマートフォンやパソコンなどのデバイスでは、視点を自由に操作し、映像を拡大・縮小して視聴することが可能です。

本システムは録画にも対応しているため、360度の情報すべてを記録しておき、後から映像を検証することもできるとのことです。リコーは「将来的には、5Gの普及に合わせ、高解像度化や、より詳細な付加情報を加えるAR(拡張現実)などの機能強化も検討している」としています。

リコーは、5月28日から30日まで東京ビッグサイトで開催される「第6回 働き方改革 EXPO」のリコー・リコージャパンブースにて本製品の出展を行います。

(参考)株式会社リコー プレスリリース


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