自動車向けのARHUDを開発する中国企業Raythinkは、約1,500万ドル(20億円)を資金調達しました。同社は資金を元に、自動車向けARディスプレイの増産をより加速させます。
本投資はシリーズA+ラウンドで。Chengwei Capitalが主導し、Unicom Innovation Venture Capitalが共同投資者となりました。
ARHUDで運転支援、特許も複数保有
Raythinkは2019年創業。運転支援やARディスプレイを統合したソリューション開発を行っており、中国の鉄道信号通信グループ向けに、高速列車の運転手に補助的な視覚情報を提供する専用システムを提供しています。またRaythinkは特許を複数保有しており、衝突警告や歩行者警告、車線逸脱警告に関するものも含まれます。
本調達について、Chengwei Capitalのマネージングパートナー、Pei Kang氏は以下のようにコメントしています。
光学技術とARディスプレイはChengwei Capitalが長期的にフォーカスする分野です。Raythinkのハードウェア、ソフトウェア、アルゴリズムにおける豊富な経験と、コアコンポーネントを独自に開発する能力は、市場の他のプレイヤーと一線を画しており、私たちは同社に対する信頼を再確認しました。
(参考)プレスリリース