メタバースプラットフォーム「STYLY」を提供する株式会社Psychic VR Labは、5億円の資金調達を実施しました。商業施設/不動産開発事業・鉄道会社・メディア・IPホルダーと共に、音楽・映像・アート・スポーツ・エンタメなどの様々なジャンルを対象とした「都市型XRエンターテインメント」事業の展開を目指します。
（出所：プレスリリース）
本資金調達は、J.フロントリテイリング株式会社、日鉄興和不動産株式会社、株式会社テレビ朝日ホールディングス、株式会社JR西日本イノベーションズ及び東急不動産ホールディングス株式会社が出資するCVCファンドからの調達です。これにより、Psychic VR Labの累計調達額は約26億円に達しました。
STYLYが目指す「都市型XRエンターテインメント」
Psychic VR Labの提唱する「都市型XRエンターテインメント」とは、XR技術により都市空間そのものを体験型メディアへと拡張させる新たなエンターテインメントの形です。同社はこれまでにもメタバースプラットフォーム「STYLY」を活用し、渋谷や新宿、ニューヨークのタイムズスクエア、サグラダファミリアといった世界中の都市空間にXRコンテンツを実装してきました。
都市型XRエンターテインメントでは、コンテンツが充実していくことで、街を訪れるユーザーに対してさまざまな体験が提供可能に。コンテンツを体験したい人々による、街への流入増加が期待されます。
同社はスマートフォンでのAR体験だけでなく、有償チケット購入者に向けたより高品質な没入型体験や、従来の取り組みをパッケージ化した世界展開も予定。リアルな拠点を有する資本業務提携企業とともに、興行型事業モデルの展開を加速させていく見通しです。
Psychic VR Labは本調達に際し、「実空間の『代替』ではなく、メタバースを都市に開き、リアルとバーチャルが『融合』することで都市自体の体験価値を高められる、新たなライフスタイルが重要だと考えます。今までにない形でロケーションの魅力向上・観光活性化を促進する都市型XRエンターテインメントを推進します」とコメントしています。
（参考）プレスリリース
