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新型PSVRは買うべき? 旧型と比較してみた

PlayStation 4(PS4)につないで、VRゲームやアプリが楽しめるデバイス「PlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)」。最新モデル(CUH-ZVR2)の発売が10月14日に決定され、また価格の実質値下げや、販売店舗数の増加などが発表されています。

本記事ではPSVRの旧型モデル(2016年発売)と、上記の最新モデルの違い・変更点について解説します。店舗で新型と旧型が並んでいた際など、購入の参考にどうぞ。

目次

1.最新モデルのPSVR、発表された変更点は?
 1-1.ステレオヘッドホン端子がPSVR本体に配置、ケーブルの煩わしさを軽減
 1-2.プロセッサーユニットがHDR映像のパススルーに対応.
2.わずかに軽くなったものの、解像度などは変更なし
3.新型PSVRは”買い”なのか

最新モデルのPSVR、発表された変更点は?

早速ですが、新型PSVRと旧型PSVRを比較した際の、主な変更点を紹介します。

ステレオヘッドホン端子がPSVR本体に配置、ケーブルの煩わしさを軽減

旧型モデルのPSVRでは、PSVR本体とプロセッサーユニット(※1)をつなぐケーブルの途中にあるリモコンに、ステレオヘッドホン端子が配置されていました。新型ではステレオヘッドホン端子がPSVR本体の後部に配置されています。ステレオヘッドホン端子が頭に近い位置に配置されたことで、VR体験の際にヘッドホンのケーブルが邪魔になりづらく、より快適な体験が可能です。

これにより、PSVRとプロセッサーユニットをつなぐケーブルが1本になることで、接続がシンプルになります。

旧型モデルのPSVRでは、PSVR本体とプロセッサーユニットをつなぐケーブルの途中にリモコン(5番ケーブル左上)やケーブルの接続部分がありました。これにより、セットアップ時に抜き差しするケーブルの本数が多く、またVR体験中の音量調整などにはケーブル部分を手探りで探す必要があるなど、様々な面でちょっとした煩わしさを感じる原因となっていました。


新型モデルのPSVRでは、旧型モデルのPSVRと比較してケーブルの本数が減っています。これによりセットアップ時の手間が少し軽減されました。加えてリモコン部分の音量調整ボタンやマイクミュートボタンが、PSVR本体に配置されています。したがって音量の調整やマイクのミュートを行う際、ケーブルをたぐり寄せる必要がなくなりました。

(※1)プロセッサーユニット……PSVRの付属品。PSVRとPS4、ならびにテレビやモニターを繋ぐ小型の箱型ユニット。PS4からPSVRへの映像表示や、PSVRで表示されている画像をテレビやモニターに表示するといった処理を行っている。

プロセッサーユニットがHDR映像のパススルーに対応

PSVRを使用する場合、PSVRとPS4の間にプロセッサーユニットを接続します。このプロセッサーユニットはPS4から入力された映像をそのままテレビ・モニターに出力することが可能です。PSVRに表示されている映像をテレビ側に出力することで、PSVRを装着している人だけではなく、同じ場所にいる人もPSVR側で再生されている映像や音声を体験することができます(ソーシャルスクリーン機能)。

また、このプロセッサーユニットは、PSVRの電源がオフになっている場合、PS4から出力された映像をそのままパススルーでテレビ側に出力することも可能です。これにより、PS4とプロセッサーユニット、およびテレビの配線を変更することなく、そのままPS4のゲームをプレイしたり、映像コンテンツを視聴したりできます。

しかし、旧型モデルのPSVRに付属していたプロセッサーユニットは、従来より美しい映像を可能とする「HDR映像(ハイダイナミックレンジ映像)」に対応していませんでした。したがって、PS4から出力したHDR映像を、HDR対応のテレビで表示したい場合、プロセッサーユニットを取り外してPS4とテレビを直接接続する必要がありました。ケーブルをつけかえるだけとは言えど、HDR映像のゲームや映像を楽しみたい場合、このプロセッサーユニットの取り外しは煩わしいものでした。

新型PSVRに付属するプロセッサーユニットはこの問題を解消しており、PS4から出力したHDR映像を、プロセッサーユニットを取り外すことなく、HDR対応テレビに直接出力できるようになっています。

 

映像のパススルー出力

HDR映像のパススルー出力

旧型モデルPSVR
プロセッサーユニット

できる

できない

新型モデルPSVR
プロセッサーユニット

できる

できる

つまり、「新型PSVRに付属するプロセッサーユニットであれば、PSVR・PS4・テレビモニターをプロセッサーユニットで接続していても、HDR映像をパススルーでPS4からテレビモニターに出力できるようになった」ということになります。いちいちケーブルをつけかえる必要がなくなったため、PS4のHDR映像対応コンテンツをテレビでプレイしたあと、すぐにPSVRを楽しむことができますし、その逆も可能となりました。

※2017/10/05 追記:こちらのプロセッサーユニットは単品販売の予定なしとのこと。また、プロセッサーユニットとケーブル双方が最適化されているため、旧型PSVRと新型プロセッサーユニットの組み合わせでは、仕様上動作しないとのことです。

わずかに軽くなったものの、解像度などは変更なし


上記の変更点以外にも、新型モデルPSVRと、旧型モデルPSVRの間には違いがあります。それぞれ比較すると、カタログスペック上では新型モデルの方がわずか(10g)に軽くなっており、またプロセッサーユニットのサイズが少しだけ小さくなっています。

内容物から接続用のケーブルが1本減っていますが、これはPSVRとプロセッサーユニットを接続するケーブルが1本に集約されたためです。

一方、PSVRに表示される映像の解像度や、リフレッシュレート等には変更はありません。

 

旧型モデルPSVR

新型モデルPSVR

PSVR本体の重さ

約610g
(ケーブル除く)

約600g
(ケーブル除く)

プロセッサーユニットの重さ

約365g

約300g

プロセッサーユニットのサイズ

約143 × 36 × 143 mm(幅×高さ×奥行き、最大突起部除く)

約150 x 39 × 114 mm (幅×高さ×奥行き、最大突起部除く)

内容物

VRヘッドセット × 1
PlayStation®Camera × 1
プロセッサーユニット × 1
VRヘッドセット接続ケーブル × 1
HDMIケーブル × 1
USBケーブル × 1
ステレオヘッドホン(イヤーピース一式)× 1
電源コード × 1
ACアダプター × 1

VRヘッドセット × 1
PlayStation®Camera × 1
プロセッサーユニット × 1
HDMIケーブル × 1
USBケーブル × 1
ステレオヘッドホン (イヤーピース一式) × 1
電源コード × 1
ACアダプター × 1

新型PSVRは”買い”なのか

新型モデルのPSVRと旧型モデルを比較してみると、細かな面でのアップデートにより使い勝手は向上しています。一方でグラフィックに関する大規模な変更点はなく、今回の新型モデルは、あくまで小規模なアップデートにとどまるようです。

したがって、既にPSVRを所持している人にとっては、「HDR映像のパススルー出力ができる」「ケーブルをたぐり寄せる煩わしさが減る」といった箇所をどれだけ大きいと考えるかがポイントになるでしょう。日常的にPSVRを使う人はストレスが低減されると思われます。

しかし、PSVRをまだ持っていない場合は話が変わります。新型モデルはPlayStation Camera同梱版の実質値下げに加えて、取扱店舗の拡大や全国での体験イベントの開催などを行うとのこと。PSVRについては、今後発売されるソフトやアプリも多数発表されています。より利便性が向上したPSVRを、今予約・購入することで、今後続々とリリースされるタイトルに備えておくのがよいでしょう。店舗でもし新型と旧型が並んでいた場合は、新型の購入をオススメします。お持ちでない方は、PS4も忘れずに。

(参考)
・PSVRを購入するには?価格、入荷時期など最新情報まとめ
・10月以降、PS VRは再攻勢か 年末商戦に向けて吉田修平氏が語る
・PSVR専用ヘッドホン「MANTIS」レビュー

 

この記事を書いた人

水原由紀

あちらとこちらを往復する。某ゲーム系の制作会社でプランナー・進行管理・その他もろもろを経てMoguraに合流。現在は記事執筆や編集、取材などを担当。デジタルゲームやVR/AR/MRにおける物語体験や、フィクション/プレゼンスのありかたに興味。ゲーミングコミュニティ「ポ」の管理者のひとり、という側面も。 Twitter:@mizuharayuki

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