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AR/MR 2018.10.29

ポケット・クエリーズがAI企業と提携・1億調達、AI活用のMRプロジェクト開始

ゲーム開発やMR(複合現実)に関する開発を行う株式会社ポケット・クエリーズは、AIを活用したサービスを提供するHEROZ株式会社と資本業務提携契約を締結しました。同社はこの提携を通し、MR技術とAIを組み合わせた新たな製品やサービスの開発に取り組むとしています。

また、ポケット・クエリーズは、株式会社南都銀行と株式会社ベンチャーラボインベストメントが共同で設立した「ナントCVC投資事業有限責任組合」らから資金調達を行ったことも発表してします。HEROZとの資本業務提携とあわせ、調達額は総額1億円とのことです。

MR×AIを用いた新たなプロジェクトを始動

ポケット・クエリーズは、2010年から3Dを中⼼としたゲーム開発を主事業としています。MRソリューション開発の際に重要となる「3Dコンテンツ開発技術」や、「MRならではの体や空間を使⽤したUI/UXの企画・デザイン⼒」等のノウハウを、⻑年のゲーム開発を通じて培ってきました。2018年5月にはマイクロソフトが展開する「Microsoft Mixed Reality パートナープログラム」の認定を取得しています。

提携先となるHEROZは、AIの開発を通じて蓄積したDeep Learning(深層学習)を含む機械学習などの技術を活用した「HEROZ Kishin」を提供しています。

資本業務提携により、両社の強みを組み合わせてAIによる「分析」をMRによって「見える化」し、さらにIoTによって「社会と繋がる」新技術を用いた製品・サービスの開発プロジェクトを立ち上げる、としています。

また、ポケット・クエリーズは東京電力ホールディングス株式会社とMR技術を発電所や工場現場の業務支援に活用する、ソフトウェア「QuantuMR」の共同研究を進めています。HEROZと開発する新しい技術やサービスは「QuantuMR」にも適用する予定とのことです。

(参考)株式会社ポケット・クエリーズ


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