PICO社、中国で「PICO 4S」を商標出願。専用コントローラーらしきイメージ画像も確認される

VRヘッドセット「PICO 4」を手掛けるPICO社が、「PICO 4S」という名称を中国の国家知識産権局に出願していたことが確認されました。

「PICO 4」は、2022年10月に国内で発売されたVRヘッドセット。解像度は4Kで、視野角105度ながら、正面部の重量は295gと軽量であることが特徴。パンケーキレンズを搭載することで、正面部分の薄型化も実現しています。

今回判明した「PICO 4S」の商標出願は、X（旧Twitter）ユーザーのLunaさんの手により発見されました。現時点では詳細は不明ですが、中国のVRコミュニティVRcoastの利用者によると、「PICO 4」とPCを接続するアプリ「Streaming Assistant」のバージョン10に、“icons_4s”フォルダが新設されていたとのこと（現在は削除済）。

また同フォルダには、「PICO 4S」用と思われるハンドコントローラーのイメージ画像が収納されていたそうです。

（「PICO 4S」用と思われるハンドコントローラー画像）

（PICO 4用のハンドコントローラー）

画像からは、（PICO 4にあった）トラッキング用のリングが廃止され、よりスリムになったコントローラーを確認可能。“リングレス”のデザインは、Meta社がQuest 3、Quest Proで先行採用しており、PICO社もトレンドにあわせてきたと言えそうです。

PICO社は2023年末、新型VRヘッドセット「PICO 5」の開発を中止し、改良型「PICO 4」の製造に取り組む方針に転換したことが報じられました。この際、「PICO 5」向けとされる新コントローラーの画像（上記）が流出。今回確認された「PICO 4S」と比べると、非常に似たデザインであることが見て取れます。