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VRゲーム・アプリ 2022.08.13

楽譜が読めない初心者でも、Meta Quest 2のピアノ学習アプリを体験すれば、上手に弾けるのか?

VRヘッドセットMeta Quest 2対応のピアノ学習アプリ「PianoVision」が「App Lab」で公開されました。

Quest 2のパススルー機能(※VRヘッドセットのカメラで、現実の周囲の景色を見られる機能)と、ハンドトラッキングを活用したソフトで、現実の景色にピアノの譜面をMR表示可能に。これで、ピアノ学習が“加速”します!

「PianoVision」には、「Air Piano」モードと「Real Piano Keybord」モードがあり、ピアノの有無に関わらず誰でも利用できます。

「Air Piano」モードでは、机など平面上にバーチャルのピアノを表示し、物理的なピアノが無い環境でもピアノの学習ができます。

物理的なピアノが手元にあれば、電子ピアノやMIDIキーボードなどを連動させる「Real Piano Keybord」モードを利用できます。ピアノをQuest 2本体とUSB経由で接続するか、PianoVisionのデスクトップクライアントアプリに繋げれば、現実の鍵盤とバーチャルの鍵盤が連動します。

実際に試してみた

たまたま自宅に電子ピアノがあった筆者、実際に電子ピアノに「PianoVision」を接続してみました。今回試したピアノにUSB端子は搭載されていませんでしたが、MIDI端子をUSBに変換してPCに繋ぐことで問題なく動作しました。

メニュー画面で学習したい曲を選択すると、楽曲の進行に合わせて「音ゲー」のようにノーツが降ってきます。弾くべき鍵盤に色が付き、どの指で演奏するべきかのガイドも表示されました。

いざ挑戦。ちなみに著者は楽譜が全く読めず、”ド”の位置がギリギリ分かる超初心者です。

本来であれば、とても演奏できないレベルの譜面でしたが、ARのサポートによって右手と左手を同時に動かして、どうにか最後まで演奏できました! 自分の指で和音を奏でられた際には若干の感動を覚えました。

普通であれば「ピアノを弾いてみたい」と思っても、楽譜が読めない状態では学習を始めることすら難しいかと思います。しかし「PianoVision」を利用すれば、楽譜が読めずとも、ピアノを持っていなくても、ピアノ学習を始められるのです。

他にも、右手左手それぞれの練習モード、マルチプレイ機能、バーチャル背景機能、オリジナル曲のインポートなど様々な機能が実装されており、非常に実用的です。最初の一歩に最適なアプリといえると思いました。

「PianoVision」のダウンロードはこちらから。

(参考)PianoVision ストアページ


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