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投資 2021.06.18

コロナ時代の新スタイル? 個別ブース型のVR体験施設企業が4.5億円調達

イギリス・ロンドンでVR体験施設を運営するOTHERWORLDは、シリーズAラウンドで290万ポンド(約4.5億円)の資金調達を行いました。没入感を高める独特なスタイルで、英国内での多店舗展開、さらに海外への進出も目指します。

互いの姿を見ながらブースでプレイ

OTHERWORLDの体験施設は、非常にユニークな作りをしています。グループで来場した体験者も、一人一人が個別のブース”immersion pod”に入場。ブース内でHTC Vive Proのヘッドセットを装着し、高い没入感を体験できるというものです。ブース内には熱や風、轟音といった効果が用意され、リアリティを更に高めます。

VR体験では、まずOTHERWORLDの世界に入ります。この世界では、グループの来場者はお互いの姿を見たり、声を聞いたりすることが可能です。そして用意されたコンテンツの中から好きなものを選び、予約したプレイ時間中自由に遊べる仕組みになっています。
コンテンツには「SUPERHOT VR」、「A Fisherman’s Tale」、「Half-Life: Alyx」など14の人気タイトルが揃います。

海外進出も指向

同施設にはこれまで5万人以上が来場し、2021年7月ロンドンにさらに1店舗、7月にはバーミンガムにも新店舗をオープン予定です。またドイツと米国でも、フランチャイズのパートナーを募集しています。

ロケーションベースVRの市場は、2023年にはVR産業全体の11%を占めるとも予測され、グローバルでの市場規模は、15~30億ドル(約1,600億円~3,300億円)に上ります。新型コロナウィルスによる休業に耐えたOTHERWORLDへ、投資家の注目も集まっています。

(参考)MobileMarketingOTHERWORLD


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