Oculusの創業者であるパルマー・ラッキー氏は、Oculus Riftの後継機「Oculus Rift 2」が、製造開始直前にフェイスブックによってキャンセルされていたことを明らかにしました。
今回のラッキー氏の発言は、先日米メディアUploadVRが報じた「Oculus Rift Sの在庫が今後補充されない(=在庫限りで終売)」というニュースに反応する形で行われたもの。 過去、2018年にTechCrunchはRift 2のキャンセルを報じていましたが、今回それが裏付けられた形です。
What a bummer. Imagining a world where Rift 2 was not cancelled shortly before going into production and then cancelled again in favor of a much lower spec Lenovo rebadge…https://t.co/4bsWOoPbTp
— Palmer Luckey (@PalmerLuckey) April 6, 2021
なんということでしょう。Rift 2が製造開始直前にキャンセルされることはなかったものの、はるかに低スペックなLenovoのリバッジ品(※Rift Sのことと思われる)のためにまたキャンセルされる世界を想像してみてください……
2021年4月現在、キャンセルされたOculus Rift 2の詳細は判明していません。他方、ラッキー氏がRift Sを“低スペック”と形容していることから、よりハイエンドなデバイスとして開発されていたことが伺えます。フェイスブックのVPであるジェイソン・ルービン氏は、Rift Sの発売前に「完全な『Rift 2』の実現には、急進的な新技術が必要」とコメントしていました。
(参考)UploadVR