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Meta Quest 2021.12.01

【Oculus Quest 2】最新アップデート「v35」の詳細発表 モバイルMR撮影機能が登場!

メタ(旧フェイスブック)は、VRヘッドセットOculus Quest(Quest 2)の次期アップデート「v35」の詳細を発表しました。スマートフォンからのMR動画撮影といった、複数の新機能や改善が導入されます。リリースは2021年12月中に、順次開始される予定です。

モバイルMR撮影機能

次期アップデートでは、スマートフォンのカメラでユーザーを撮影することで、ゲーム内映像に人の姿を重ね合わせること(MR撮影)が可能になります。2021年5月に導入された「ライブオーバーレイ」とは異なり、映像は三人称視点で構成され、ゲーム映像とユーザーの姿が同時に見える形になるとのこと。

MR撮影機能に対応するのは、iPhone X以降のスマートフォン。VR(Quest)でMRを撮影を行うためには、これまでグリーンバックなど、ある程度の設備を事前に用意しておく必要がありました。本機能が実装された後は、より気軽にMR動画の撮影や投稿が可能になりそうです。

Messengerのボイスチャット対応

2021年2月、Questはメタの「Messenger」に対応しました。今回のアップデートには、同アプリへのボイスチャット導入(Messenger Calling対応)が盛り込まれます。ボイスチャットは「Messenger」を使用する、すべての友人や知り合いと行えます。

クラウドバックアップ

Questに保存されたデータのクラウドセーブ機能も導入されることになりました。実装後は、故障などで初期化を行っても、データを消失する心配などはなくなります。メタは、同機能はアップデートの後、自動で有効化されると説明。同社によればリリースは、段階的に行っていく予定とのこと。

Horizon Workroomsのカスタム機能

VR空間内でアバターの姿でミーティングができるサービス「Horizon Workrooms」も拡張が行われます。現在は1種類のみの“コワーキングスペース”環境が、複数追加され、好みのものを選択可能に。企業の場合は、自社ロゴを追加したり、ポスターをVR空間内に飾ったりもできます。

マルチユーザーが正式化

2021年12月1日現在、テスト機能として実装されている、マルチユーザー(アカウント)とアプリ共有機能が、アップデートで正式化されます。マルチユーザーは、1つのヘッドセット(Quest )で、複数のアカウントが使い分けられるというもの。アカウント間では、購入したアプリの共有が可能に。セーブファイルなども、アカウント別に管理されます。

なおメタによれば、v35アップデートは公開テストチャンネル(PTC)で先行配信されるとのこと。同チャンネルへの参加方法は、こちらから確認できます。登録は先着順。一度アップデートすると、“安定版”にソフトウェア・バージョンを戻すことはできないので注意が必要です。

(参考)VRScout

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