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Meta Quest 2020.11.10

フェイスブック、アカウント凍結問題に対し「複数アカウントは非推奨」

VRヘッドセット「Oculus Quest 2」で発生している、フェイスブックのアカウント凍結問題。この問題に関する説明と、ユーザー側の取るべき対策指針が、Oculus公式ブログ(英語)で公開されています。

不明瞭な理由でのアカウント凍結、回避のための指針を公開

「Oculus Quest 2」を使うためにはフェイスブックアカウントが必須となっています。しかし、新しくアカウント登録を申請したユーザーを中心に、不明瞭な理由でアカウントが即時凍結される事例などが相次ぎ、「Oculus Quest 2」を使用できなくなるトラブルが報告されていました。

フェイスブックの公式ブログでは、凍結問題について「大部分のユーザーはOculus Quest 2を問題なく使用できており、少数(small number)のユーザーがこの問題に遭遇している」とコメントしつつ、凍結問題を回避するための指針を公開しています。

フェイスブックによれば、凍結回避のためにはフェイスブックのプロフィール上の名前を、普段の生活で友人があなたを呼ぶときの名前(※)にすることや、「本名・別名問わず、複数のフェイスブックアカウントを作成しないこと」「フェイスブックのコミュニティ規定を遵守すること」を挙げています。

(※編集部注……フェイスブックはこの「普段の生活で友人があなたを呼ぶときの名前」を、「本人確認書類、または本人確認書類リストに含まれている書類に記載されている必要がある」と定義している。これは実名と同義。なお、フェイスブックは「VR用のアイデンティティを持ち、本名を非公開にすることは可能か?」という質問に対し「独自のVRプロフィールを作成したり、維持したりできる」「Oculusの設定でフェイスブックの設定を変更し、自分だけが自分の本名をを見れるようにできる」と答えている)

逆に、大量の友人追加や詳細なプロフィール入力、フェイスブックへの定期的なログインなどは不要であるとのこと。

アカウント統合と削除に関する説明も

2020年11月現在、フェイスブックのアカウントはOculusアカウントと統合することが可能です。しかし、統合した状態でフェイスブックアカウントを削除すると、Oculusで購入したコンテンツもすべて削除されてしまいます。

フェイスブックは、「これは新たなポリシーではなく、Oculusアカウントの扱い方と一致している(=Oculusアカウントを削除した場合、Oculusで購入したコンテンツがすべて削除されるのと同じである)」と説明。また、「フェイスブックアカウントの削除時には、この事実を明確にしているほか、アカウントとOculusコンテンツを復活させるための、30日間の猶予期間がある」「これらの方法はアップルやマイクロソフト、プレイステーション(=ソニー・インタラクティブエンタテインメント)、任天堂を含む他の企業と同じものである」としています。

(参考)Oculus 公式ブログ


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