ビジネス向けVRサービスを提供するナーブ株式会社は、3月10日に中国特許庁からVRディスプレイ共有に関する技術について特許を取得したことを発表しました。この特許は、ユーザーがVRデバイスで見ているVR映像をリアルタイムに共有する技術です。
本特許は、VRデバイスとパソコンなどの間でVRデバイスの位置および向きに関する情報を共有する技術です。たとえば、不動産業者様がVRゴーグルを用いて接客を行った際に、ユーザーがVRで見ている画像や注視している部分と同じ映像を、リアルタイムでPCなどの他端末で確認できます。また、ユーザーと対面での接客ではなく、遠隔でオンライン接客をすることも可能です。
この共有技術はナーブが提供する不動産・建設向けソリューション「VR内見」および「どこでもストア」で活用されています。不動産業者は、VRを見ているユーザーと視覚を共有しながら、コミュニケーションを取ることができます。
なお、ナーブは2019年11月13日に同技術について米国特許を取得しています。
(参考)ナーブ株式会社 プレスリリース