Oculus Quest 2の好調が報じられているフェイスブックですが、同社が、次世代版Oculus Quest(Quest 3、Quest4)の開発に取り組んでいることが、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏のコメントから明らかになりました。
“次世代機開発”の情報は、米メディアThe Informationが行ったPodcastでのインタビューで語られたもの。ザッカーバーグ氏は、「我々は、製品チームの動きを本格化させ、次の数世代のVRやQuest3、Quest 4がどのようなものになるかについて、取り組んでいます」とコメントしています。
また、将来的なVRデバイスの仕様について「私が特に期待しているのは、未来の(ヘッドセット)バージョンに、アイトラッキングとフェイストラッキングが実装されることです」と説明しています。同氏によれば、現在はVRデバイスに搭載される、センサー数を増やすことに注力しているとのこと。
アップルの新型に言及?
インタビューでは、フェイスブックのデバイスに関する価格戦略についても触れられました。ザッカーバーグ氏は「我々は、app storeなどから得られるゲインを最大限利用し、価格を下げるために使用する傾向にあります」と説明。「プレミアム価格を請求することをビジネスモデルとする他社とは異なり、我々のコアな信条のひとつは、皆様全員に尽くすことなのです」と語っています。
米メディアUploadVRは、この発言は、ハイエンドのVRヘッドセットを開発していると噂される、アップルに向けたものと推察。ザッカーバーグ氏は、コメント内で、1,000ドルというデバイス価格に言及していますが、これは先日、新たに“噂として”浮上した、アップルの新型VRデバイスの価格(1,000ドル)の情報と合致しています。
ARグラスについては、現在も開発のための技術が進められていることが語られました。このデバイスは、一般的なメガネに近いデザインで、完全なAR機能を備えていることが特長。ザッカーバーグ氏は、同グラスを使用することで、2030年までに職場や自宅を“テレポート”可能になるとイメージしているとのことです。