動画配信大手のネットフリックスが、VRやゲームなど動画配信以外のコンテンツ制作を検討している可能性が明らかになりました。こちらは、著名プロデューサーであるションダ・ライムズ氏との提携を発表するプレスリリースの中で明らかになったもの。
ライムズ氏は、ネットフリックスで爆発的にヒットしたオリジナルドラマ「ブリジャートン家」などの作品を手掛けた映像プロデューサー。「ブリジャートン家」は配信開始から28日間で8,200万ユーザーが視聴した記録的な作品です。
提携を知らせるプレスリリースには以下のような記述がありました。
今回の提携拡大により、NetflixとShondaland Media(※)は、長編映画のほかゲームやバーチャルリアリティなどのコンテンツを独占的に制作、配信することが可能になります。 また、現在、Shondaland Media社のコンテンツのブランディングおよび商品化に関する契約が結ばれていますが、これに加えて、ライブイベントや体験の提供も予定しています。
※ションダ・ライムズの制作会社
ネットフリックスはこれまで、配信している動画をVR内の大スクリーンで見れる「Netflix VR」を各種VRヘッドセット向けに提供し、人気を集めていましたが、VR向けのコンテンツの制作について言及することはありませんでした。
直近でネットフリックスは、映像制作会社との提携やオリジナル作品の制作を進めています。また、映像作品だけでなく「ブラック・ミラー: バンダースナッチ」など視聴者の選択肢によってストーリーが変化するインタラクティブ作品も提供しています。今後、VRコンテンツの制作に乗り出すのか、注目したいところです。
(参考)プレスリリース