ディズニーは、映画「アナと雪の女王2」を題材とした新作VR短編映像「Myth: A Frozen Tale」を発表しました。プレミア公開は、太平洋時間の11月7日夜、ハリウッドのドルビー・シアターで行われます。
映画スタッフが制作に関与
「Myth: A Frozen Tale」の発表はディズニー・アニメーションの公式Twitterで行われました。本作のアートディレクションは「アナと雪の女王」シリーズに参加したBrittney Lee氏が担当します。2019年11月8日現在、「Myth: A Frozen Tale」の詳細は不明ですが、ディズニーによれば、「最新のVR技術を使用して」体験するコンテンツであるとのこと。一般向けの公開日や配信プラットフォームの情報などは、明らかになっていません。
米メディアVenture Beatは、“最新技術”の一部として、PositronのVR向けモーションチェア「Voyager」が使用されると説明しています。「Voyager」には、360度の水平回転機能や香りや風を噴出する機能、振動システムなどが搭載されており、利用者をより深くVRに没入させることを実現します。
Just announced: Our new VR Short, Myth: A Frozen Tale, will debut at the World Premiere of #Frozen2. Directed by Jeff Gipson, the short is inspired by the world of Frozen 2 and utilizes the latest VR technology, an original music score, and stylized art direction by Brittney Lee. pic.twitter.com/9l6suwQPRI
— Disney Animation (@DisneyAnimation) November 7, 2019
精力的にVRに取り組む
ディズニーは現在VRに関する取り組みを各方面で進めています。2019年6月には新作VRアニメーション作品「A Kite’s Tale」を発表。CGとインタラクティブ技術を扱う世界最大のイベントSIGGRAPH 2019で、プレミア上映されました。
同社のスタジオでは、映像コンテンツ以外の分野でのVR活用も行われています。2019年5月には映画、リメイク版「ライオンキング」の制作にVRが使用されていることが、監督のジョン・ファヴロー氏から明らかにされました。
(参考)Venture Beat