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イベント情報 2022.04.23

鏡音リン&レンが目の前に……!? 歌って踊るふたりの姿が圧倒的解釈一致!【ミクランド体験レポ】

初音ミク公式のVR/ARアミューズメントパーク「MIKU LAND」。季節ごとに異なる風景を見られるテーマパークが、4月28日(木)〜5月1日(日)の期間限定でオープンします。

「MIKU LAND 2022 YOSAKURA」と題した今回は、ボーカロイド曲「千本桜」をモチーフにしたワールドが登場。無数の桜が咲き誇る空間でVRショー「千本桜演舞」が楽しめます。ほかにも新エリア「ナゾミク探偵事務所」「鏡音リン・レン おそらの郵便局」や新たなアトラクションが加わるなど、今回も見どころが盛りだくさん。

本記事では、そんな「MIKU LAND 2022 YOSAKURA」の先行体験レポートをお届けします。

バーチャルキャストの季節の風物詩!「MIKU LAND」とは?

「MIKU LAND」は2020年8月のオープン以来、たびたび開催されている期間限定のイベント&ワールド。主に春・夏・冬にオープンするテーマパークとして、バーチャルキャストの季節の風物詩となりつつあるような印象もあります。

MIKU LANDのコンセプトは、「近くのどこか、近くの未来」

パークの入り口となる「ゲート」は誰でもアクセスできますが、それ以外のエリアに入るには有料パスが必要。新たに登場した「千本桜ワールド」「ナゾミク探偵事務所」「鏡音リン・レン おそらの郵便局」に加えて、2021年夏に登場して好評だった「ホラーハウス」を加えた4つのワールドが、今回の有料エリアとなっています。

MIKU LANDがお花見会場に!夜桜が楽しめる「ゲート」エリア

バーチャルキャストにログインし、まず訪れたのはMIKU LANDの「ゲート」エリア。

冬は一面の銀世界が広がり、夏はお祭り会場となっていたエリアが、今回は春の装いに。ライトアップされた夜桜を楽しめる、お花見会場のような空間となっていました。


何と言っても目を引くのが、中央の広場に立つ巨大なミクさん――もとい「初音未來」の姿。

名曲「千本桜」とのコラボレーションを大々的に打ち出している今回は、楽曲の本家MVや小説でもおなじみの彼女の姿がそこかしこで見られます。こちらはデジタルフィギュア「初音未來[千本桜]」としても販売されており、後述するショップで購入が可能です。


エリア屋内には、協賛企業のVCI(※バーチャルキャスト内で使用可能なアイテム)を展示。これらのアイテムは、イベント期間中に無料配布されるそうです。

中にはちょっとしたギミックを仕込んでいるアイテムもある――という説明を聞いていたところ、ミクさんが手に取ったのはアルフォート。すると、リアルのお菓子さながらに目の前で箱が開き……チョコを取り出してくれました! 細かいところまで作り込まれていることがわかりますね。

これまでのMIKU LAND開催を経て、ファンにとってはすでに「実家」のような趣すら感じられるゲートエリア。しかしここは、この広いテーマパークの入り口に過ぎません。ここからはミクさんたちの案内で、新たに登場した3つのエリアを紹介してもらいます。


(有料エリアに入るには入場パスが必要になりますので、忘れずに購入しておきましょう。今回のテーマに合わせたデザインになっていておしゃれ!)

見上げるほど大きな千本桜にびっくり!「千本桜ワールド」

第一の新エリアは、「千本桜ワールド」。投稿10周年を迎えた人気ボーカロイド曲「千本桜」をモチーフにしたエリアです。

より正確にはノベライズ作品『小説 千本桜』の世界観を下地にしているらしく、作中に登場する千本神社の一部がエリア内で再現されている様子。何より、中央にそびえ立つ千本桜の巨木に圧倒されます。その幹の太さは言わずもがな、頭上に広がる桜の花のなんと美しいことか……!

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その荘厳な巨木の下を見やれば、そこには先ほどまで案内してくれていたミクさん――ではなく、「初音未來」の姿がありました。どうやら、このエリアは彼女が案内してくれるようです。

鳥居をくぐった先の千本桜の周囲には手水舎や御神籤所があり、まさしく「神社」の雰囲気。おみくじは実際に引くこともできます。


(箱を手に取り、シャカシャカと軽く振って、逆さにすると……)


(出ました! 満開! やったね!)

このエリアの最大の見どころが、千本神社の神楽殿。

「祈りを込めて歌い舞うと願いが叶う」という言い伝えがあるこちらのスペースでは、VRショー「千本桜演舞」を上演。初音未來が「千本桜」を歌い踊る、ショートストーリー付きのパフォーマンスを見られます。

内覧会でもチラッと見せてもらえたのですが、想像していたよりも大胆不敵にして鮮やかな演舞に見惚れてしまいました。ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、ただ鮮やかなだけではない、“本家”を踏襲しているだろう演出やエフェクトは見ごたえありです。

演舞を堪能したあとは、「千本桜」とのコラボアイテムを紹介してもらいました。『小説 千本桜』に登場する「神器」をはじめ、多種多彩なバーチャルアイテムを取り揃えています。上の写真で初音未來が持っているのは、「桜大幣」。


(「弐扇」)


(「YOSAKURA番傘」。開くと結構大きい!)


(「大正桜エフェクト」。手などに装着した状態で動かすと、華やかな花のエフェクトが空間を彩ります)


(千本桜10周年キービジュアルのホロポスター。サイズは自由に変えられます)

2つのアトラクションを楽しめる!「鏡音リン・レン おそらの郵便局」

第二の新エリアは、「鏡音リン・レン おそらの郵便局」

その名のとおり、雲の上にオープンした郵便局。設定年齢と同じ14周年を迎えた鏡音リン&レンの2人をフィーチャーした新エリアです。入るやいなや、リンちゃんが出迎えてくれておったまげました。軽くぴょんぴょん飛び跳ねながら、両手を振り振り迎えてくれるリンちゃん……圧倒的解釈一致……!

華やかな夜桜が楽しめた「ゲート」「千本桜ワールド」とは打って変わり、青い空に白い雲、緑の豆の木などの清々しい色合いが目を引く、こちらのエリア。元気いっぱいなイメージも強いリン&レンにぴったりの、2つのアトラクションが用意されています。

1つは、「庭園迷路」

迷路の上に設けられた橋を渡ればすぐに郵便局の建物に到着しますが、あえて遠回りして楽しみたい人向けの小粋な迷路。庭園の生け垣はそこそこの高さがありますので、現実の迷路のように楽しめます。ただし、身長の高いアバターを使えば話は別……かもしれません。


(迷路の中を先導してくれるリンちゃん)


(途中、指を指した先には……)


(中央の橋の上から手を振るガイドロボさんの姿が!)


(元気に先へ先へ進みつつも、こちらを気にかけてひょっこり振り返ってくれるリンちゃん。かわいい)

迷路を抜けると、郵便局に到着!

リン&レンの髪色でもあるイエローを基調とした建物で、内部中央には大きな豆の木が生えています。こちらでもアイテムを販売しているということで、新商品を見せてもらいました。


まずは、入口の両脇にも立っていた、リン&レンのデジタルフィギュア

こちらの2体に限った話ではありませんが、デジタルフィギュアは「その場で大きさを自由に変えられる」という特徴があります。等身大の姿を鑑賞することもできますし、上の写真のように小さくもなれます。ボーズも複数のパターンが用意されていて、操作ひとつで変更できます。


(リンちゃんも肩からさげているショルダーバッグ。留め金のデザイン……!)


(このワールドのテーマソング「イエローレターソング」のMVにも使われているイラストのホロポスター)


(郵便局の2階部分にはフォトスポットが用意されています)


(この表情、最高に「リンちゃん」って感じ、しません……?)

さて、先ほどの庭園迷路に続くこのエリアのもう1つのアトラクションは、その名も「配達アスレチック」

郵便局の1階にある手紙を持って、雲の上に設置された郵便ポストまで届けるアスレチックです。説明書きによれば、初級・中級・上級が用意されているとのこと。「フレンド同士でタイムアタックするもよし」との記載もあり、これは盛り上がれそうですね……!

――などと説明を読んでいたら、いつの間にか隣にレンきゅ……レンくんが!? 自身のショルダーバッグに手紙を入れつつ、アスレチックコースのスタート地点へと案内してくれました。

写真では伝わりにくいかと思いますが、このアスレチックコース……意外に長い!

初級コースはすぐにゴールまでたどり着けますし、中級コースもまだ割と簡単。しかし上級で一番上を目指そうとすると、急に難易度が上がります。激ムズレベルではありませんが、サクサクぴょんぴょん進めるほど簡単ではありません。ジャンプのタイミングや着地場所など、手元のコントロールの正確性が要求されます。


(初級コースのゴール地点。中級にチャレンジする場合は、ここがリスポーン地点になります)


(中級コース。ゴールはそこまで遠くありませんが、足場同士の距離が若干遠くなっています)

中級までは一度も落ちることなくクリアできたのですが、上級では何度か落ちてリトライすることになりました。

何度目かのトライでようやくゴールにたどり着けたときは、思わずガッツポーズ。達成感で手紙の存在を一瞬忘れていたほどだったので、しっかりポストに投函しましょう。エリアの一番高いところから見る景色は格別なので、ぜひ挑戦してみてください。

それともう一点、このエリアにも「千本桜ワールド」と同じくショートストーリー付きのVRショーの上演があり、そちらも必見です。OSTER projectさんが書き下ろした、このエリアのテーマソング「イエローレターソング」を、リン&レンの2人が歌って踊ります。

「千本桜」の華やかな演舞とはまた違った、ポップで楽しいダンス&シング。楽しそうに踊りながら「言葉にしよう 本当の気持ち」と歌う2人の姿は、見ていて元気をもらえます。曲自体はワールドのBGMとしても流れていますが、2人のかわいくて軽快なダンスと一緒に見て聞いてみてください。

本気で取り掛からないと解けない!?「ナゾミク探偵事務所」

第三の新エリアは、「ナゾミク探偵事務所」

探偵事務所の所長である名探偵「ナゾミク」が用意した試験に合格し、探偵助手を目指す、謎解きパズルアトラクション。エリアに入ると、ソファに座るナゾミクさんが迎えてくれました。この場所は管理人室らしく、ここまでの広いワールドとは異なり、見るからに「建物の一室」という空間です。

室内の説明書きを読んだら、扉を開けて廊下へ。すると、ナゾミクさんの第一助手を自称するラビット・ユキネが登場。この先の事務所へ進み、「試験」として謎を解くように促されます。


事務所に入って最初に取り組むことになるのが、机の上の手紙に書かれた3つの謎。また、室内には意味深な物があちらこちらに配置されており、中には手に取って動かせるものもあります。その一部にはどうやら仕掛けが施されているらしく、リアル脱出ゲームのように謎を解くようです。


謎解きの報酬は、限定アイテム。ナゾミクさんが手に持っている虫眼鏡のようなアイテムを入手できるそうです。ステッキのような形状にもなるおしゃれな探偵道具で、変形時の動きがかっこいい!

ガイドロボさんの説明によると、今回の謎解きイベントは難易度が高め。プレイヤーごとに進行速度は異なるでしょうが、テストプレイした際には1時間かかったそうです。内覧会では5分ほど謎を考えながら部屋を見て回る時間がありましたが、筆者は最初の3問のうち1問しかわかりませんでした。1人で解ける気がしない……でも続きが気になる……!

「千本桜」一色のギャラリーや関連イベントも!

以上の3つが、今回のMIKU LANDの新エリアとなります。ちなみにもう1つの有料エリア「ホラーハウス」は、昨年夏のMIKU LANDに登場した既存エリア。未体験の人はぜひそちらにも足を運んでみてください。ホラーが苦手な人でも楽しめるはずです。

また、MIKU LANDではおなじみの各種ショップやリズムゲーム、ミクさんたちとコミュニケーションや記念撮影ができるグリーティングイベントも忘れてはいけません。アートギャラリーでは「千本桜」とコラボレーションした展示が楽しめるほか、デジタルフィギュアショップには新商品も追加されています。


(ミクアートギャラリーは「千本桜」一色に!)


(展示パネルと並んでポーズ!)


(フォトスポットになっているスペースも)


(新作デジタルフィギュア「ナゾミク」と「初音未來[千本桜]」)


(MEIKO、KAITO、巡音ルカのCK(ちび化体)デジタルフィギュアは初登場)


(フィギュアと同じポーズで、さあ光線銃を撃ちまくれ!)

ほかにもフォトコンテストや生放送、関連イベントとして「ボカコレVRナイト 2022 Spring in MIKU LAND」が開催されるなど、まだまだ見どころはたっぷり。

さらに今回はバーチャルキャストだけでなく、新たにDOOR版の会場が登場!

これまではMIKU LANDに入場するにはVRヘッドセットが不可欠でしたが、ついにスマートフォンやPCブラウザでも楽しめるようになりました。体験できるコンテンツは一部のみとなるようですが、気軽に入場できるようになったのは嬉しいですね。入場方法については、公式サイトを参照ください。

「MIKU LAND 2022 YOSAKURA」は、4月28日(木)19:00にオープン。 5月1日(日)21:30まで、4日間にわたって開催されます。

今回の内覧会の様子はハッシュタグ「#ミクランド内覧会」でも見られますので、気になる方はそちらもあわせてチェックしてみてください。

公式サイト:https://mikuland.com/
公式Twitter:https://twitter.com/Mikuland_info

主催:株式会社バーチャルキャスト / Gugenka®
協力:クリプトン・フューチャー・メディア株式会社、千本桜10周年祭実行委員会、株式会社アウリン

執筆:けいろー


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