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VRを体験しながら安全に街を歩く マイクロソフトが試験映像公開

VRを体験しながら、現実の街を歩く——。2019年現在の技術では、このような行動は危険極まりないものです。VRヘッドセットをかぶれば外が一切見えなくなるでしょうから、歩きスマホよりもずっと危ないでしょう。

しかしマイクロソフトは、インサイドアウトのトラッキング技術やGPSデータを用い、「VRを体験しながら安全に街を歩くこと」を実現したテスト結果を発表しました。公開された動画では、ユーザーがVRヘッドセットをつけたまま、人や物にぶつからず、現実空間を目的地へ進んでいます。

ヘッドセットをつけてニューヨークを歩く体験

マイクロソフトが発表したアイディアの名称は“DreamWalker”。トライアルでは8名の被験者がVRヘッドセットを15分間装着、バックパックPCを背負い、マイクロソフト社の敷地内を歩きました。VRシーンとしてはニューヨークの街並み、海岸、西部開拓時代の町の3種類が用意され、試験者の目にはVR空間しか見えていません。

VR空間には、現実にはいない他の歩行者も出現。逆に避けるべき障害物がある場合は、例えばコンクリートブロックのようなものが出現し、ユーザーに危険を知らせます。

https://www.youtube.com/watch?v=dJ_aMyT1Ffw

見慣れたルートも楽しく

トライアルで最も興味を引く点は、リアルタイムでの対応です。マイクロソフトによるトラッキングや及びRGBD技術を用いて、街灯などの障害物を検知、被験者をそこから遠ざけるようにしています。さらに黄色い点や矢印がバーチャル空間に現れ、ユーザーに安全なルートを教えます。

こうしてVRを体験しながらスムーズに移動できることで、見慣れた通勤ルートも楽しい体験になる、というのがシステムの狙いとなります。

この技術はまだ研究段階であり、近い将来に多くのユーザーが体験可能になる、というものではありません。ただしマイクロソフトは、DreamWalkerが「人々が、歩いての移動中も含め、今より相当多くの時間をVR内で過ごすようになる未来」を見据えていると話しました。

各社が取り組む現実と合わせたXR

現実空間に合わせたXR体験の実現には、多くのメーカーが力を入れています。特に現実にオブジェクトを重ねる“AR”でその取組は顕著です。

例えばフェイスブックがOculus QuestとOculus Rift Sで採用した「Oculus Insight」は、インサイドアウト方式で体験者やコントローラーの場所・位置を把握するシステムです。フェイスブックはこのシステムが、将来的にはARヘッドセットの強化にも繋がると話しています。

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(参考)VentureBeat


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