福島県の隂山建設株式会社など4社が、Webブラウザベースのメタバース「メタ旅 ふくしま」を2024年春にオープンすると発表しました。今後は「大内宿エリア(仮)」「EXPO開催エリア(仮)」などを開発しながら、出展企業の誘致を進めるとのことです。
これまでにも隂山建設は、建設現場でドローン撮影や3Dデータ取得、ICT建機の活用を進めるほか、施工情報管理アプリ「ビルディングモア」(2024年発売予定)を開発しています。こうしたIoTへの取り組みを踏まえて、福島県の特産品・観光情報などを発信するメタバースの開発に着手するとのことです。
このプロジェクトは、郡山建装株式会社(内装)、株式会社YNCコーポレーション(自動車買取販売)、ビルディングサポート株式会社(建設IoT)との共同事業です。特設サイトで出展企業を募集しています。
福島県の魅力を全国へ発信
近年、福島県では物産展への参加や中高生向けデジタル教育、地域のビジネス交流などにメタバースが利用されていますが、建設会社が独自にメタバースを開発するのは、全国的にも珍しい試みです。
各社は共同発表したプレスリリースで、「近年注目を集めているメタバースを導入し、建設会社が創りあげるメタバース空間を通して福島県の本当の良さを全国に発信してまいります。」とコメントしています。
(参考)プレスリリース