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Meta Quest 2024.02.02

Meta Questシリーズのアップデート(v62)配信開始 iPhoneの空間ビデオに対応 ブラウザでゲームコントローラーが使用可能に

2月2日、Meta Questシリーズ向けの最新ソフトウェア・アップデート(v62)の配信が段階的に開始されました。今回の更新では、空間ビデオ(立体視映像)への対応やハンドトラッキング関連操作の改善などが行われます。

空間ビデオは、iPhone 15 ProまたはiPhone 15 Pro Maxで撮影可能なコンテンツです。撮影した動画をQuest側にアップロードすると、デバイスで再生できるように変換された上で、クラウドに保存されます。動画自体はホーム画面の“ファイル”メニューから再生する仕組みで、体験用のデモ映像が追加されるとのこと。動画ファイルは、スマートフォンのQuest公式アプリからも管理できます。

またアップデート後は、QuestのWebブラウザで、PlayStation4/5やXboxシリーズなどのゲームコントローラーが使用可能になります。同時にQuestでのゲームパッドのサポートも“強化”されるそうです。

今回の更新では、ハンドトラッキングがより“直感的”な操作に変更されます。ピンチする(親指と人差し指で輪を作る)と、メニューバーが即時表示されるようになるほか、ピンチ操作を“ホールド”すると、VR内でのセンター位置を再調整できます。

これまでのハンドトラッキングでは、メニューバーを表示するためにピンチ操作をホールドする必要があるなど、基本動作に“ステップ”がある状態でした。v62アップデートで、そういった課題が改善される形です。アップデート前に実装されていた、ハンドトラッキング用のクイックアクションメニューを使い続けたい場合は、設定欄から再度有効にできます。

アップデートでは、Questからの「Facebook」ライブ配信機能も拡充され、すべてのヘッドセット所有者が同機能を使用可能に。またYouTubeでライブ配信を行うクリエイターは、配信チャットをVR側から直接確認できるようになります。コメント欄の確認機能は、配信が公開状態かつ「OBS」を使用している場合に利用できるとのことです。

(参考)Meta公式サイト


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