Meta Quest向けのミーティングサービス「Meta Horizon Workrooms(以下、Workrooms)」に大規模なアップデートが、5月30日に導入されることが判明しました。ミーティングをより簡単に作成可能になるほか、グラフィック面の改善などが導入される予定です。
「Workrooms」は、VR空間内でアバターの姿でミーティングができるサービスです。デスクの位置を現実と同期させる機能やビデオ通話機能などが搭載されています。継続的なアップデートが行われており、2023年には「Zoom」を使ったミーティングへの参加が可能になりました。
これまでの「Workrooms」では、ミーティングを作成する際、まずWeb上でセットアップを行い、Metaアカウントのメールアドレスを使って他の参加者を追加するという手順が必要でした。更新後はQuest内で直接ミーティングが開始できるようになるほか、フレンドリストからの招待や、共有リンクの発行なども行えるようになります。
また発表によると、バーチャルモニターのサイズ変更や距離調整の機能も導入される計画とのこと。
アップデートでは、一部機能の削除も実施されます。現段階では、ミーティング室の仮想ホワイトボードや、Webベースのテキストチャット、ファイル共有システム、キーボードの認識機能が“整理”される予定です。
Meta社は、各機能を削除する理由を公表していませんが、Meta Quest Proの後継機(Quest Pro 2)のリリースに向けてサービスの整理と改善を進めていると思われます。
(参考)UploadVR
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