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3Dデータを手軽にVRへ。自動車や住宅などで導入進む「MeshroomVR」

VRのビジネス活用は着実に進んでいます。とりわけ製造、建設、自動車分野ではデザインレビューやプレゼンなどに用いられるケースをよく見かけるようになりました。

これらの「VRを使った事前チェック」は試作品を準備するためのコストを下げ、さらに速度も向上させます。しかし、VR化を行うためのツールは設定が複雑だったり、多機能ながら導入コストが高いものも。

そうした課題を解決するべく登場したのがMeshroomVR。同製品は複雑な工程をなくし、誰でも簡単に3DデータをVR化、デザインレビュー等ができるソフトウェアです。

今回、Mogura VR Newsではこの「MeshroomVR」を体験し、国内販売代理店を務めるディプロス株式会社の担当者にインタビュー。その活用事例と力を発揮するシチュエーション、今後の展開などについてうかがいました。

CADデータを活用、VR内でデザインレビュー

「MeshroomVR」は、フランスのMeshroomVR社が開発・販売するソフトウェア。CADソフトから作られた3Dデータを使い、VR内でのデザインレビューなどに活用できます。またライセンスによっては、複数人で同じVR空間に参加してコラボレーションできる機能も用意されています。

海外ではシュナイダーエレクトリック、ミシュラン、ロレアルなど、大手も含めた複数の企業に導入済み。フランス以外での採用実績も複数存在します。


(MeshroomVRを導入している企業の一部。本国フランス以外の企業での採用例も)

なお、日本では2019年5月より、愛知県名古屋市に本拠を置くディプロス株式会社が同製品の販売代理店を務めています。

さまざまな形式の3Dデータを、手軽に読み込み可能

「MeshroomVR」の使用方法はごくシンプル。以下の手順で、VR内でのデザインレビューが行えます。


1. VRヘッドセットなどをセットアップし、MeshroomVRを起動します。
2. CADデータをMeshroomVRにドラッグアンドドロップ。
 (拡張子は.obj,.3dxml, .fbx, .stl, .dae, .step, .igesなどが使用可能)
3.素材と環境を選びます。
4. VRヘッドセットを装着し、 VR内でCADデータを確認します。

MeshroomVRはCADやメッシュの共通フォーマットであるSTEP、IGES、STL、OBJ、FBX形式のファイルを読み込めるほか、3DXML、DAE、BLEND、SKP形式等にも対応。既存ツールで作成済みのデータを新たに作り直すことなく、ほぼそのまま活用できます。

また、データ変換ツールを別途用意したり、クラウドサーバーへデータをアップロードする必要もありません。VR対応のスペックを持つPCだけで完結するのも強みです。

3Dモデルの質感を表すマテリアルや、屋内・屋外などの背景環境も設定可能。かつ実物大でモデルを確認できるのも特徴で、試作や量産に入る前に十分な確認ができるだけでなく、試作品の制作コストを下げたり、デザイン決定までのスケジュールを短縮することも可能です。


(MeshroomVRを使用するタイミングは主に①と②.別のツールで作成した3Dモデルを簡単でVR化でき、制作スピードのアップや制作コストの削減に貢献する)

「MeshroomVR」を使うPCはCore i5以上、RAM16GB以上、GeForce 1070以上が推奨されています。ただし、取り扱う3Dモデルのデータサイズが大きい場合はより強力な環境があるのが望ましいとのこと。

対応VRヘッドセットはHTC VIVEまたはHTC VIVE Pro(2020年2月時点)ですが、“MeshroomVR自体は「SteamVR」に対応しているVRヘッドセットであれば、動く可能性がある”とのこと。

販売代理店に聞くMeshroomVRの強み

今回はMeshroomVRの特徴と強みについて、ディプロス株式会社 エンジニアリング事業部 営業課の清水拓哉氏に話を伺いました。

――「MeshroomVR」は、国内外で具体的にどのような状況で活用されているのでしょうか。

清水拓哉氏(以下、清水氏):

具体的な事例としては、飛行機のキャビン(客室)のインテリアデザインを手がけるACHさんやNewDesign’Airさんが挙げられます。デザイン検証、そしてクライアントへのプレゼンテーションにMeshroomVRが使用されていますね。


(ACHやNewdesign’airにおける、MeshroomVRの利用事例。客室のCADデータを読み込み、事前チェックに活用)

――自社内での利用だけでなく、そのままクライアントとの打ち合わせにも使えるのは便利ですね。日本国内でもデザイン系やインテリア関連企業の事例が多いのでしょうか?

清水氏:

ちょうど昨年、住宅設備関係の企業様に導入していただきました。住宅設備ということで、壁や床、大型の器具などを作っていらっしゃるのですが、これまでは現物を試作してテストしていました。それをVRに置き換えることで、様々な色や材質といった複数パターンの検証コストを下げたり、現物・サンプルができるまでの時間を短くする……といった取り組みをされています。

――これまで現物の試作品を作っていたものを3Dモデルデータにして、平面だと分かりづらかった部分はVRヘッドセットを装着して見てみよう、ということですね。

清水氏:

その他、国内で導入事例があるのは自動車関連ですね。

――自動車というと、これもまた内装デザインになるのでしょうか?

清水氏:

導入いただいた企業様の場合は、自動車の内装・外装両方ですね。オプションパーツを作っている企業様でして、パーツを検討する際に車体データを全部入れるとデータが重くなってしまうんです。そこで車体データの一部分を切り出して、オプションパーツを設置した部分をクライアント様と3Dで見ながら打ち合わせする、という形でご利用いただいています。

――自動車や住宅設備は、お客さんのリクエストをその場ですぐ反映できるわけではないですし、それをVRシミュレーションで見せることができれば満足度も上がりそうです。

清水氏:

仮にショールームでそれをやろうとする3Dモデルをさらに作り込む必要が出てくるとは思いますが、製品企画の検討段階などであれば、より気軽に使っていただけると思います。

もう少し広い範囲では、厨房設備を作っている企業様が興味を持ってくださっています。小物と違って「実際の商品を簡単に現場に持っていけないもの」を手がけている企業様なので、その点を改善したいと。

例えば3Dデータにしてしまえば、営業担当の方がMeshroomVRが入ったノートPCとVRヘッドセットを持っていけば済むようになりますね。

――ショールームやモデルハウスに来てもらうのではなく、こちらから「持って行く」と。

清水氏:

実際にショールームやモデルハウスを建てる費用も考えると、コスト面では相当有利になると思います。

――前述の業界以外にも、どのような企業が導入を検討している、などの傾向はありますか。

清水氏:

どちらかと言うと、これから新規にVRを導入していきたい、という企業様からご相談をいただいていますね。機器とライセンスをセットにしても100万円くらいに収まります。プロユースとして長く使っていただけますし、入門用としてもいいのではないかと。他社には多機能なツールもありますが、そちらと比較して作業時間は1/10以下になることもあります。

――「多機能・じっくり」というより、「機能は限定されているが、手早い」と。

清水氏:

加えて「小回りが利きやすく、すぐ始めやすい」という点が大きな強みだと考えています。MeshroomVR社もその点については強い自信がありますし、製品の機能自体も今後追加していく予定なので、さらに使いやすくなっていくはずです。コラボレーション機能のような設定に手間がありそうな機能でも、簡単に使用できるとの評価をいただいていますね。


(機能アップデートでFBXアニメーションにも対応。VR空間でアニメーションの確認ができる)

清水氏:

機能追加やアップデートで言うと、MeshroomVR社は、(代理店である)我々のリクエストにもかなり耳を傾けてくれるんですよ。しかも既存ユーザーだけでなく、導入を検討している見込みユーザーの希望などでも前向きに検討してくれています。ユーザーに近い会社というか、フットワークの軽さを感じますね。

最近でも、“他のVRソフトにはあまり搭載されていない、しかし企業様から要望のある機能”について話した際、「それはいいね! 作ってみるよ」と話してくれて。さっそく取りかかってくれています。実際にいつリリースされるかは明言できないのですが、良い機能だと思ったらすぐ取り組んでくれるんです。

――ユーザーや代理店の意見の中をきちんと聞き、必要だと思ったことを反映するのが早い、というのは嬉しいですね。ソフトとしての進化が速そうです。

清水氏:

すでにMeshroomVR社からは「今後これは機能追加する、あるいは追加したい」というリストをもらっています。すごく意欲的で嬉しいですね。

――長く使うソフトとなると、将来性も重視される傾向があると思います。MeshroomVRが「意見反映の早い」エンタープライズ向けソフトであることはすでにお聞きしましたが、今後は他にどのような機能が追加される予定でしょうか。

清水氏:

将来的には5Gベースでのクラウドレンダリングで、クラウド上で処理した3Dデータを出力する、ということも視野には入っているようです。ただ、そのあたりはデータ通信網の整備などともセットなので、あくまで視野に入っている……という段階ですね。

「機密の関係上、データをクラウド上に保存するのはNG」という企業様もいらっしゃいますが、現在のMeshroomVRは単体の端末上ですべて処理しているという安心感もあります。実装する場合は選択できる仕組みになるかな、と。よりお客様に求められている、そしてより便利で使いやすくなるような形で、機能の充実と向上を図る予定です。

――ありがとうございました。

2月26日~2月28日の「3D&バーチャルリアリティ展」で体験可能

MeshroomVR」は、幕張メッセにて開催される第28回 3D&バーチャルリアリティ展」に出展します。期間は2020年2月26日から28日まで、ディプロス株式会社のブース(ブース番号64-40)にて体験可能です。

イベント名

第28回 3D&バーチャルリアリティ展

開催日時

2020年2月26日(水)~28日(金)
10:00~18:00(最終日のみ17:00まで)

場所

幕張メッセ

展示ブース番号

【64-40】

イベント公式Webサイト&来場申し込み

https://www.japan-mfg.jp/ja-jp/about/ivr.html

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