イギリスのスタートアップ企業Masters of Pieは、360万ポンド(約5億円)の資金調達を実施しました。開発人員を倍増、主力製品である企業向けプラットフォームのサービスを拡大します。
リアルタイムのデータ共有実現
Masters of Pieは2011年に設立。当初はサービス提供をベースとしていましたが、2016年よりエンタープライズ向けプラットフォーム「Radical SDK」に注力しています。ソフトウェア開発キット「Radical SDK」は、ARやVRで“重い”3Dデータセットを用いたリアルタイム作業を実現。公式Webサイトによれば、「特別なスキルを必要とせず、複雑な2D/3Dデータをリアルタイムに、かつデバイスを問わず共有可能」とのこと。
CEOのKarl Maddix氏いわく、Masters of Pieの目標は「企業全体のコラボレーションのあり方を変える、拡張性を持つ製品の実現」。Maddix氏は「この目標により、我々の戦略は変わりました。Radical SDKを一から補強し、より大規模なソフトウェアプロバイダ向けにライセンスできるSDKとしました」とコメントしています。
さらなる事業領域拡大へ
今回の資金調達で、Masters of Pieの累計調達額は520万ポンド(約7.3億円)にのぼります。同社は資金を元に、建築、エンジニアリング、医療、エネルギーといった様々な領域へビジネスを拡大する方針です。
(参考)Road to VR
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