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投資 2024.01.18

Luma AIが4,500万ドルを調達し「Genie 1.0」をリリース。テキストから10秒程度で3Dモデル生成

1月10日、Luma AIは3Dモデル生成AI「Genie 1.0」をリリースしました。ユーザーが入力したテキストプロンプトに基づき、10秒程度で簡易な3Dモデルを生成します。ポリゴン数のレベル(3段階)や変形、マテリアル生成、fbxやusdz、objファイル等でのエクスポートが可能です。WebiOSアプリ公式Discordで使用可能です。

また、Genie 1.0のリリースと同時に、Luma AIは4,500万ドル(約66.6億円)の資金調達を発表。Anjney MidhaやAndreessen Horowitz(a16z)が参画し、同社の累計投資額は7,000万ドル(約100億円)に達しました。


(iOS版「Luma AI」で3Dモデルを生成している様子。プロンプトを入力すると10〜20秒程度で簡易な3Dモデルが生成される。objやfbxなど、様々なファイル形式でダウンロード可能)

3Dキャプチャも手がけ、次は高速での3Dモデル生成へ

Luma AIは2021年に設立。3Dキャプチャや画像から3Dモデル生成を行うアプリ「Luma AI」を開発・提供しています。写真や動画から3Dデータを生成する「NeRF」や「Gaussian Splatting」を搭載したモデルもリリースしており、同社は3D×AI企業として急成長しつつあります。


(Luma AIのアプリには、3Dキャプチャ機能も搭載されている)

現状の「Genie 1.0」は、簡易な3Dモデル生成に特化したモデルです。今後「Unity」や「Unreal Engine」、「Roblox Studio」といったゲームエンジンとの連携や、類似する機能の搭載が可能になれば、映像制作や3Dゲーム制作のイテレーションがより加速する可能性があります。

(参考)Luma AI


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