Mogura VRでは、2017年9月にバーチャルYouTuber（バーチャルユーチューバー・VTuber）「キズナアイ」のプロフィールやおすすめ動画をまとめた記事を掲載しました。
記事の公開から半年以上が経ち、バーチャルYouTuberをとりまく環境も大きく変わりました。バーチャルYouTuberの数は2017年12月から爆発的に増え、4月下旬には2,000人を突破しています。バーチャルYouTuberによる動画の再生回数は合計で5億4千万回にも上り、大きなムーブメントとなっています。
本記事ではバーチャルYouTuberの先駆者であり、トップランナーでもある「キズナアイ」を改めて振り返ると共に、彼女の活躍を紹介したいと思います。
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目次
バーチャルYouTuberのトップランナー「キズナアイ」
著名人とのコラボレーション
公式グッズも続々と登場
YouTubeから飛び出して行う活動も増加
バーチャルYouTuberの多様性を提示
バーチャルYouTuberのトップランナー「キズナアイ」
キズナアイは、2016年12月1日からYouTubeのチャンネル「A.I.Channel」および「A.I.Games」にて動画投稿を行う、最も人気のあるバーチャルYouTuberです。
バーチャルキャラクターで動画投稿や放送を行うスタイルの配信者は決してキズナアイが初ではありませんが、「バーチャルYouTuber」という言葉はキズナアイが動画の中で自称したことから生まれました。
はいどうもー！ バーチャルYouTuberキズナアイです！ლ(´ڡ`ლ)✨
昨日は人狼と月ちゃんLIVEの邪魔しないように控えておりましたが・・・
KizunaAI + 1,800,000FANS達成！！🎊🎉✨
200万まではそっとしておこうと思ったけど・・・
無理だった！笑みんな、ありがとうーーーーーーーー！！(*´ω｀*)🍣💕 pic.twitter.com/V0GWsdCVbb
— Kizuna AI@Virtualの住人 (@aichan_nel) 2018年5月6日
2018年5月10日現在、キズナアイのチャンネル登録者数は180万人（A.I.Channel）、Twitterのフォロワー数は402,000人に達しています。2017年8月末時点のチャンネル登録者数は77万人（A.I.Channel）、Twitterのフォロワー数は100,000人と、およそ8ヶ月で倍以上のファンから応援されるようになったことが伺えます。
100万再生を達成している動画は15本あり、中でも「体力測定をやってみる！」や、音声で操作するゲーム「休むな！8分音符ちゃん♪」の実況動画は300万再生を突破。2017年に投稿された動画が数多く100万再生を超える中、エイプリルフールの企画として行われたバーチャルYouTuber「輝夜月」との入れ替わり動画も注目を集めています。
著名人とのコラボレーション
小林幸子とデュエットを披露
2018年4月29日に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2018」の「超音楽祭」ステージにて、キズナアイは歌手である小林幸子さんとのコラボレーションを披露しました。ボーカロイド「初音ミク」を用いて制作された楽曲「千本桜」を2人で歌っています。
小林幸子さんは公式YouTubeチャンネル「小林幸子のさっちゃんねる」を開設しており、同チャンネルにて2人のデュエットを動画で聴くことができます。
紹介記事
ホリエモンと対談
キズナアイは「A.I.Channel」と実業家の堀江貴文（ホリエモン）氏の「ホリエモンチャンネル」のコラボレーション動画を投稿。Q＆Aや対談など、バーチャルYouTuber目線での回答などが映像に収められています。動画には、VR開発者でもある株式会社エクシヴィ代表取締役社長の近藤義仁(GOROman)氏も出演しています。
「キズナアイ×GOROman×堀江貴文」対談はこちらです。
人気声優の上坂すみれとコラボ
キズナアイと声優の上坂すみれさんは、YouTuberの登竜門（？）的なネタとされている「メントスコーラ（※）」に挑戦した動画を投稿しました。さっそく用意されたコーラにメントスを入れると炭酸が勢いよく吹き出し、雨のように降り注ぎます。案の定モニターはずぶ濡れになり、キズナアイはすっかりまいってしまった様子……。
※メントスコーラ……コーラの入ったペットボトルにソフトキャンディのメントスを投入すると、急激にコーラが噴き出す現象。メントスガイザーとも呼ぶ。
公式グッズも続々と登場
約23センチのスケールフィギュア
キズナアイの公式グッズも数多く登場しています。「キズナアイ 1/7スケールフィギュア」の受注予約が2018年3月26日より開始されており、フィギュアサイズは身長156センチの1/7となる約23センチのもの。価格は12,800円（税込）。現在は予約終了。
また、キズナアイのフィギュアは、2.5頭身ほどの小さめなサイズの「ねんどろいど」も発表されています。こちらは、さまざまなシチュエーションを再現できる顔のパーツや動画枠風シートなどのパーツが付属されています。現在は予約終了。
モニターを飛び出してあなたの元に！？写真集を発売
キズナアイは公式写真集となる「キズナアイ 1st写真集 AI」を2018年3月16日に発売しました。アマゾンの購入特典として「スペシャルスマホ待ち受け」が付属、価格は2,700円（税込）。
書籍の発売に伴い、記念イベントが東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店にて開催されました。イベントではキズナアイの等身大パネル展示や、キズナアイがいつも頭に付けている「ぴょこぴょこ」の配布が行われています。
ボイス付きLINEスタンプ発売
さらにキズナアイは、コミュニケーションアプリ「LINE」で使える「ボイス付きLINEスタンプ」を2つ発売しています。第1弾は、彼女のお馴染みの挨拶「はいどうもー！」をはじめとする24種類。第2弾は、第1弾の発売の際にユーザーからの要望があった「インストール顔」や「叫び声」などが含まれた24種類のボイス付きスタンプです。
YouTubeから飛び出して行う活動も増加
100万人記念でリアルイベントを開催
2018年3月18日、キズナアイはチャンネル登録者数100万人超えを記念した感謝祭イベント「A.I.Channel Fan Event 2018」も開催しています。YouTubeチャンネルでは、イベントの様子をまとめたダイジェスト動画が公開されています。
イベントではチャンネル登録者数100万人を突破したクリエイターへ贈られる「金の再生ボタン」の授与式や、ファンからの質問に答える企画などを行いました。最後には、「キズナアイカフェの開催決定」や「6月30日 誕生日イベント決定」、「アーティストデビュー決定」という3つの発表もされました。今後の動向にも注目です。
アニメの声優に挑戦
2018年4月より開始するアニメ「魔法少女サイト」でキズナアイは声優に挑戦しています。本作はマンガ雑誌・週刊少年チャンピオンで連載中の作品が原作。学校や家庭に自分の居場所がない女子中学生の主人公「朝霧彩」が、ある日偶然つながった謎のサイト「魔法少女サイト」と出会います。魔法少女サイトからステッキを手に入れた朝霧彩は、魔法少女として過酷な運命に巻き込まれていきます。
キズナアイは不気味な人物「サイト管理人 捌(おかめ)」役
主演テレビ番組やニュース特集が放送
【緊急速報】
なんと・・・
キズナアイ、初の・・・冠番組がスタートしますーー！！🎉✨🎊✨🍣ლ(´ڡ`ლ)
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『キズナアイのBEATスクランブル』
2018年4月より
毎週金曜午前0時～0時30分(木曜深夜)
BS日テレにて放送開始！！
—–バーチャルYouTuberがTV進出！？
どうぞよろしくお願いします！ pic.twitter.com/52sFv5on9l— Kizuna AI@Virtualの住人 (@aichan_nel) 2018年2月27日
BS日テレは、キズナアイの冠番組「キズナアイのBEATスクランブル」を2018年4月から放送しています。本番組は、世の中をゆるがしているもの・ゆるがすであろう「BEAT」な情報をキズナアイがテレビならではの「対談」「実況」「企画」などに挑戦する内容です。公式ページでは、今週分の放送を視聴することができます（「hulu」では全話の視聴可能」）。
また、NHKニュース「おはBiz」はバーチャルYouTuberを題材とした特集を放送。トップランカーである「キズナアイ」が登場したほか、「ときのそら」を運営するカバー株式会社CEO谷郷元昭氏が出演しています。
訪日促進大使に就任
https://www.youtube.com/watch?v=Kh3onXAPvco
キズナアイは、2018年3月に日本政府観光局（JNTO）の訪日促進アンバサダーに就任しています。就任を受けてキズナアイは、日本をより知ってもらうために、世界に向けて日本の文化を紹介します。訪日促進アンバサダーとしての第1回目テーマは「日本の食」。寿司やラーメン、和菓子といった日本食を紹介する動画を公開しています。
テーマは「キャラクター」「サブカルチャー」「温泉」なども公開されています。動画はこちらです。
バーチャルYouTuberの多様性を提示
バーチャルYouTuberの先駆けとして誕生した「キズナアイ」。彼女は動画や生放送でファンを楽しませるエンターテインメントの部分だけでなく、現実の声優やイベント、コラボなど、バーチャルキャラクターとしての多様性も見せてくれます。
2018年5月現在は動画ではなく生放送を中心に活動するグループ「にじさんじ」や、SHOWROOMでの活動をメインとする「東雲めぐ」、1本の動画が短編作品のような「げんげん」の登場など、バーチャルキャラクターとしての表現・発信方法も多様化しています。さらに、バーチャルYouTuberを中心とした企画やイベントなども実施されており、ますます盛り上がりを見せています。
大手企業による参入や事務所の設立、バーチャルYouTuberになれるツールの多数登場など、これからもバーチャルYouTuber、そしてそのトップランナーであるキズナアイの活動から目が離せません。
バーチャルYouTuberに関する記事はこちらです。
