KDDI株式会社は、中国のnreal社と戦略的パートナーシップを締結しました。KDDIはnrealが開発したMR(Mixed Reality/複合現実)デバイス「nreal light」の国内利用に向けた対応をサポートし、「日本人が着用しやすいデザインへカスタマイズし、日本国内向けのスマートグラスとしての可能性について、実証実験を通じて検討していく」とコメントしています。
nrealは、メガネ型の形状と88gという軽量が特長のMRデバイス「nreal light」を開発しています。nreal lightはマイクロソフトの「HoloLens」などと同様に現実空間を認識、デジタルな物体や情報をまるでそこにあるかのように見ることができます。
KDDIは「今後の5G普及がもたらす変化を見据え、XR技術による時間と空間を超える体験の創出に向けて、2019年6月以降、nrealと共に、日本国内においてさまざまなパートナー企業と協力しながら、スマートグラスを活用した実証実験を推進する」とコメントしています。
5G時代に向けた国内通信企業の取り組み:NTTドコモが取り組む
5GやAR/VRへの取り組みが、国内の通信事業者でも進みつつあります。KDDIと同じく大手通信事業者として知られる株式会社NTTドコモでは、2019年4月下旬にMRデバイス開発企業Magic Leapと資本・業務提携を締結しています。
(参考)KDDI株式会社