新型コロナウイルスの影響が拡大してからおよそ1年。VR/ARへの注目は増大し、多数のアプリケーションやプラットフォームが急成長を遂げています。アメリカの著名アーティストと共同パフォーマンスができるARアプリ、「Jadu」もそのひとつです。
Jaduは、2020年3月にリリースされたアプリ。iPhone(iOS)向けに無料で配信されています。撮影された各アーティストの3DCGをARで表示する仕組みで、ユーザーは表示された3DCGと一緒に動くことで、アーティストと共同パフォーマンスができます。2021年3月現在では著名なシンガーソングライターやTikTokerなども参加し、コンテンツを拡張しています。
実力派VRスタジオ出身の新COOが就任
「Jadu」は当初、アサド・J・マリク氏が率いるスタジオ、1RICが運営していました。しかし2020年に同アプリが成功した結果、企業名を「Jadu AR」に変更。さらに2021年2月、Jadu ARはCOOにジェイク・サリー氏が就任したことを発表しました。
サリー氏は以前、VR映像スタジオのRYOTで開発チームを率いていた人物です。同スタジオは従軍兵士の心的外傷後ストレス障害(PTSD)をテーマにした「Mind at War」をはじめ、数々のVRコンテンツを制作し高い評価を得ています。今後サリー氏はCOOとして日々のオペレーションを監督するほか、パートナーシップを統括、また「Jadu」の次世代プロジェクトの候補者選びを行うとのこと。
(参考)Forbes