せっかく美味しそうな料理やお菓子が目の前にあるのに、スマホで撮影するだけではサイズやボリューム感が伝わりづらいかも。特別な料理は表も裏も全て記録しておきたいものです! 今回はiPhone1台だけで使える、料理の立体的な記録方法を紹介します。
用意するのはiPhone( iOS 14.0対応)と撮影したい料理。まず、スマホアプリ「Scaniverse(スキャニバース)」をインストールします(無料)。会員登録する選択もありますが、特に必要なければ登録しなくてもOK。アプリが立ち上がったら「NEW SCAN」というボタンを押してみましょう。
スマホの画面に↑のような選択肢が登場しますが、料理を撮影するだけなら一番上の「Small Object」で大丈夫です。選ぶとiPhoneのカメラが起動します。
料理にカメラを向けると、ピンク色のモヤみたいなものが出ます。このモヤが消えるように、ゆっくりと料理の回りをグルリと撮影してみましょう。コツとしては、料理以外にカメラを向けないこと、ゆっくり撮影すること、料理との距離をなるべく一定に保つことです。
撮影を終えたら、また3つの選択肢が登場しますが、特にこだわりが無ければ「RECOMMENDED」という赤い表示が出ているものを選びましょう。このとき画面に映っている3Dの画像がメチャクチャなものになっていても気にしないでください。アップロードされれば大丈夫です。
しばらくアプリが3Dを読み込むので、少し待ちます。
読み込みが終わったら「Save」を押して、完了です。これで料理の3Dモデルが完成しました! ぐるぐると料理を回してみたり、拡大縮小したりと、自由な角度で眺められるようになります。
料理の3Dは余分に映り込んでしまったところをカットしたり、色合いを調整したりといったことも可能です。「EDIT」というボタンを押して「CROP」や「FILTER」を利用してみましょう。やり方はスマホの写真加工とほぼ同じです。
完成した3Dは、そのままアプリ内に保存されます。TwitterやFacebookなどのSNSにシェアしたり、動画として記録してiPhoneの映像フォルダに保存したりもできます。さらに画像のARボタンを押すと、いつでもどこでも3Dの料理を目の前に出現させたような映像を見られます。
また「Sketchfab」という別のアプリにアップロードすれば、iPhoneだけでなく、PCやVRヘッドセットでも気軽に見られるようになります。ちなみにTwitterのハッシュタグ「#メシグラメトリ」には、他のユーザーによる様々な3Dの料理が投稿されています。
(スイーツ)
(海老天)
(生春巻き)
こんな感じです。料理や場所によってはうまく3Dにならないこともありますが、成功すると、かなりリアルです。誕生日記念のケーキや豪華なおせち料理、頑張ってつくったキャラ弁など、さまざまな料理を記録してみると、特別な思い出として振り返ることができるでしょう。さっそく試してみませんか?
この方法以外にも、さまざまなやり方があるので、興味がある方は下記の記事もチェックしてみてください。