Meta社(旧フェイスブック)のソーシャルVRサービス「Horizon Worlds」のユーザー数が、30万人を突破しました。この情報は、同社が今週(2月第4週)に行った全社会議で公開されました。公式Twitterでは、2月17日に累計ワールド数が10,000を超えたと報告されています。
「Horizon Worlds」はVRヘッドセットMeta Quest 2を装着してバーチャル空間に入場できるサービス。アバターを使って、他の参加者とコミュニケーションをとったり、一緒にゲームを遊んだりできます。2022年2月現在、アメリカとカナダでサービスが展開されています(日本では未実装)。
30万人を突破の報告は、メタのCPO(最高製品責任者)Chris Cox氏が会議中に行いました。同紙によれば、クローズドベータ以降、ユーザー数は10倍以上に増加しているとのこと。なおRoad to VRは、海外メディアThe Vergeがこの情報を最初に報じたと説明しています。
メタ社の広報担当は、今回判明した30万人というユーザー数を正しいものと認めています。この数字は「Horizon Worlds」と「Horizon Venues」を合算した人数とのこと。VRミーティングサービス「Horizon Workrooms」の利用者数は、含まれていないそうです。
現時点では、会議で言及された30万人という数字が、具体的にどういった“意味”で使われたのかは不透明です。累計ユーザー数を指している、あるいは月間のアクティブユーザー数を示した可能性も考えられます。
It’s time. 10,000 worlds have already been created. Drop in and play, build or just hang out. The possibilities are endless. pic.twitter.com/VWc83PkuDV
— Horizon Worlds (@HorizonWorlds) February 16, 2022
“Horizon系サービス”の利用者数は、順調に増加していると言えるでしょう。今後、「Horizon Worlds」が世界的に展開されるようになれば、ユーザー数は更に増加していくと思われます。メタは2022年1月、“分断”されている各Horizon系サービスを将来的に統合する構想も明かしています。システム面での利便性の向上も期待されます。
(参考)Road to VR、VRScout
Mogura VRはRoad to VR、VRScoutのパートナーメディアです。