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テック 2021.11.16

ホロラボの「HoloLens 2」用パッケージアプリケーション3種がアップデート、データ可視化機能など追加

株式会社ホロラボは、HoloLens 2用パッケージ製品である「TechniCapture」「手放しマニュアル」「HoloRemote」の機能アップデートを発表しました。3D上での動作記録ファイルを可視化する機能や、HoloLens向けのマニュアル制作機能などが追加されています。

技術継承ツール「TechniCapture」、3D空間上の動作記録をPCで確認可能に

熟練者の技術を多角的な視点から検証できる技術継承ツール「TechniCapture」に、3D空間上での動作記録ファイルをパソコン上で可視化する「TechniDataVisualizer」が加わりました。

HoloLens 2 アプリである「TechniCapture」で熟練者と初学者それぞれの作業工程の保存・出力を行った後に、パソコンアプリである「TechniDataVisualizer」上で記録ファイルを可視化することができます。ホロラボによれば「多角的に習熟具合や行程差を比較が可能となることで、的確な技術向上が期待できる」とのこと。「TechniDataVisualizer」は11/16時点で既に提供が開始されています。

作業支援アプリ「手放しマニュアル」、HoloLens上でマニュアルを作成可能に

テキスト・画像・動画から構成されるマニュアルを空間に表示して、MRデバイス着用者の作業支援を行うアプリケーション「手放しマニュアル」に「手放しエディター」機能が追加されました。

従来はExcelへ必要項目を入力した後にデータ変換を行い、HoloLensへ取り込む作業が必要でしたが、それらの作業がHoloLens上のみで完結します。「手放しエディター」は11/16時点で既に提供が開始されています。

遠隔支援アプリ「HoloRemote」に不必要な部分を隠す「マスク機能」が追加

HoloLens 2と遠隔地のパソコンを映像配信によって結び、直感的な遠隔支援を可能にする「HoloRemote」に、「支援が必要なところだけを見せたい。他は隠したい」というニーズを反映した「マスク機能」が追加されます。本機能によって映像内の必要な部分以外を隠し、安全対策が必須となる現場などにおけるセキュリティ課題が解決できるとのこと。「マスク機能」は2022/1以降に提供開始予定ですが、11/16時点で既に体験版が無料配布中です。

「XRKaigi2021」に出展、オフライン会場で実機による体験も可能

ホロラボは「XR Kaigi 2021」にGoldスポンサーとして協賛・出展しています。11/15〜17に開催の「XR Kaigi Online」では、バーチャル会場でホロラボスタッフによるパッケージの紹介が行われます。

また11/25〜26に開催のオフラインイベント「XR Matsuri」では、今回アップデートされた3つのパッケージアプリを含む製品を、実際に体験することが可能です。

(参考)プレスリリース


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