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ホロライブ 2023.12.15

ホロライブのメタバース「ホロアース」で公開されたサンドボックスゲームを体験してみた これは面白くなるかもしれない……!

ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社が、メタバースプロジェクトホロアースのアップデートを行い、期間限定の機能がいくつか公開されました。

特に注目はアバタークリエイトサンドボックス。まだ検証のために必要最低限な機能のみ用意されている段階でしたが、将来へのアップデートが期待できそうな内容となっていました。今回は2023年12月14日の0.5βアップデート時点での内容をレポートします。

自分のアバターを作る

今回用意されたアバタークリエイト機能では、男女いずれかのタイプを選び、アバターを作っていきます。両方ともアニメ調で、ホロライブのVTuberと並んでも大きな違和感がなさそうなデザインをしています。

詳細設定では体型や顔の輪郭、目や眉といったパーツを選択。髪はグラデーションやサブカラーまで変更できますが、用意されている髪色や髪型自体はまだ少数のみでした。

ボイスは項目だけ用意されており、未実装のようです。しかし全体的に3Dモデルのクオリティーが高く、市販のゲームと比べても遜色はない印象でした。今後パーツや色数が増えることが予告されており、より自分らしいアバターが作れるでしょう。

サンドボックスとして可能性を感じる作り

今回作ったアバターで、早速サンドボックスを試してみましょう! エントランスにはナビゲートキャラクター「ミスラ」がいて、プレイヤーを案内してくれます。エントランスには他のプレイヤーのアバターもおり、すでに賑わいを見せているようです。

エントランスからシミュレーションルームへ移動。未開の地での活動をシミュレートするためのものであり、あくまで今後予定されている本格的なサンドボックスの準備段階という位置づけなようです。空間も決して広くはない印象です。

しかし、やれることが少ないかというと、そんなことはなく、思った以上に充実した内容で驚かされました。というのも、素材集め、加工、建築といった要素が段階的に開放され、できることがどんどん増えていくといった、サンドボックスの根底となる基礎部分がしっかり作られていたからです。

チュートリアルでは土台に壁を囲っただけの、いわゆる「豆腐ハウス」を作ることから始まります。周辺の木や石、採取で素材を集めて建てていく内容で、マインクラフトをプレイしたユーザーなら、まず迷うことなくプレイできるでしょう。

「仮の家を作ったらおしまい」ではなく、ここからが本番! 本格的な作業台、調理台、精錬炉などでどんどんクラフトをアップデートしていきます。最初はわらの家だったものが、木材の家へ進化。家具も作れるようになり、内装もこだわれるようになります(ちなみに服を作って着飾る要素もありますが、今のところは1種類のみでした)。

シミュレーションルームはソロで建築するだけでなく、ルームを公開状態にして、最大20人まででサンドボックスを楽しめます。仲間内で遊びたいなら、パスワードの設定もできます。

シアタールームでは年末年始のイベントも開催

ホロアースでは他にも、「オルタナティブ・シティ」エリアやシアターエリアが公開されています。ここでは、年末年始にかけて、ホロライブの配信イベントやホロぐら傑作選などを他のユーザーとともに楽しめると予告されています。さらに、年始にイベントエリア「正月のキョウノミヤコ」を期間限定で公開予定とのこと。

スケジュールはこちら。

・12月29日(金) 20:00〜22:25 「ホロぐら傑作選 前編」
・12月30日(土) 20:00〜22:35 「ホロぐら傑作選 後編」
・12月31日(日) 18:00〜23:00 「年末ホロライブ ~ゆくホロくるホロ 2023▷2024~
・1月1日(月) 13:00〜18:00 「あやふぶみの”いろはにまったりお正月”~こたつで丸くなるおにけもの会~
・1月2日(火) 20:00〜22:25 「ホロぐら傑作選 前編」(再放送)
・1月3日(水) 20:00〜22:35 「ホロぐら傑作選 後編」(再放送)

カバー社ではホロライブプロダクションのマネジメントだけでなく、今後メタバース上でユーザー同士の交流も含めたビジョンを見据えており、今回のアップデートはその一端が垣間見えるものとなっていました。

なお、サンドボックスは一部機能テストのため、プレイデータのリセットを定期的に実施すると明かしており、公開期間後にはルームデータが削除されます。本格稼働時には内容が変わる可能性があることに注意です。まずはどんなゲームなのか、実際に遊んでみるのをおすすめします。

「ホロアース」の配信先はこちら(Windows PCに対応、無料)

(参考)プレスリリース


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