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話題 2024.04.10

米国最大級の音楽フェス「コーチェラ」に初音ミクが出演 バーチャルシンガーとして活動の幅を広げ続ける

2024年4月に開催される米国最大級の音楽フェスコーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバルに、初音ミクがバーチャル・シンガーとして出演が決定します。出演日は、現地時間の4月12日(金)と4月19日(金)です。

コーチェラは、1999年から開催されている野外音楽フェスで、1日平均10万人以上を動員する世界屈指の音楽フェスとして認知されています。初音ミクは2020年にも発表されていましたが、当時は新型コロナウイルス感染拡大の影響で公演自体が中止となっており、今回の出演は4年越しの実現となるとのこと。

また、コーチェラの開催国であるアメリカでは、2024年4月現在、初音ミクの北米ツアー「HATSUNE MIKU EXPO 2024 North America」が開催中。2024年10月には、欧州6都市を巡る「HATSUNE MIKU EXPO 2024 EUROPE」の開催も決定しています。

活躍の幅を広げる初音ミク

初音ミクは、2007年に歌声合成ソフトウェアとして登場後、大勢のクリエイターが音楽を投稿して一躍ムーブメントとなりました。その一方で、2013年から始まった音楽イベント「マジカルミライ」をきっかけに、3Dモデルのバーチャル・シンガーとして舞台に出演する取り組みが増え、ソフトウェアとしてだけでなく、ひとりのシンガーとしての認知度も高まっています。

2017年頃からは、初音ミクとVRを組み合わせたコンテンツも目立ちはじめ「初音ミク VR フューチャーライブ」や「初音ミクVR」などが続々と登場。その後、メタバースプラットフォーム「バーチャルキャスト」では、初音ミク関連のコンテンツやライブを体験できる「MIKU LAND」が登場。2022年には、現実のダンサーと初音ミクが一緒にヒップホップダンスを披露するという挑戦的な企画「MIKU BREAK」も開催。リアルとバーチャルそれぞれの領域を超えて活躍の幅を広げ続けていました。今回のコーチェラでは、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのかにも注目したいところです。

(参考)プレスリリース


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