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Fortnite 2023.11.02

「フォートナイト」で再現された渋谷が「スパイダーマン」とコラボ

バトルロイヤルTPS「フォートナイト」では、大人数での対戦が注目されがちですが、実は国内外で、クリエイティブ系のコミュニティが精力的に活動しており、有名観光スポットを再現したマップや、皆でまったり過ごせるマップなどが数多くあります。

本記事では、「フォートナイト」のクリエイティブモードで制作されたマップの魅力を実際に観光しながら紹介。今回は、渋谷の街とアメコミヒーロー「スパイダーマン」が融合した「Sky Battle in Shibuya Multiverse」を紹介します。

「スパイダーマン」に染まった渋谷

「Sky Battle in Shibuya Multiverse」は、ソニーの公式eスポーツプロジェクト「Sony Esports Project」が展開するマップ。その名の通り映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」を題材にしており、渋谷109を中心に、映画をイメージしたグラフィティやエフェクト、広告などが設置されています。

ソニーは、これまでも渋谷をモチーフにしたマップを「フォートナイト」で展開してきました。ただ、今回の「Sky Battle in Shibuya Multiverse」は、スパイダーマン関連のオブジェクトが各地に散在しており、かなり趣きが異なります。

109の上空には、ポータルが鎮座。ビルに取り付けられた広告類も、すべて同キャラクター関連の物が表示されており、非常にポップな雰囲気です。マップに入った時には、アメコミ調の字幕オブジェクトが出てくるなど、演出もかなり凝っています。


(開始地点に表示されるアメコミ風字幕)

また、各所のスクリーンには「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の映像が表示されています。映画を見た人ならば「ニヤリ」とできるかも。

スパイダーマン関連の“デコレーション”は、路地裏にも施されています。筆者はレビューのために、結構本気で見て回ったのですが、すべての要素を1度に見ようとすると、正直1回ではラウンド時間(約5分)が足りないぐらいでした。

非常に高ディテールなマップの作りが素晴らしい本マップですが、実は観光ではなく、対戦用のマップとして設定されています。

対戦のルールは、渋谷上空に設置されたフィールドに向かい、一定時間以上フィールドを“保持”できた人の勝ち。FPSやTPSの「キング・オブ・ザ・ヒル」系ルールのアレンジ版です。

フィールドに直接行ける道は存在しないので、各プレイヤーはゴール地点に向かって足場を作る必要があります。空中に足場を築く(空中移動する)という要素は、「スパイダーマン」の糸を飛ばしてビル群を飛ぶという姿をモチーフにしたと思われます。

ソロで試した範囲では、足場を作るのに必要な資材は無限なので、気軽に足場を作りまくって進んでいくことができました。銃火器は存在しないので狙撃などで倒される心配もありません。他プレイヤーは、ツルハシを使って突き飛ばすか、各所の宝箱から入手できるグラップリングガンを使って排除します。

「Sky Battle in Shibuya Multiverse」は、渋谷という現代の町に「スパイダーマン」要素を取り込みつつ、対戦マップとしても仕上がっている良質なワールドです。

ワールド自体の完成度が高いので、様々な遊び方で楽しめるのが高ポイント。フレンドや他プレイヤーと空中フィールドの“覇者”を目指して対戦するのはもちろん、1人の場合は、マップ探索や写真撮影などが楽しめます。最大16人まで遊べるので、大きな集まりにも対応しているのが嬉しいところです。

ソニーは、系列の「ソニー・ピクチャーズ」が映画製作や公開を手掛けています。将来的には「スパイダーマン」以外の作品を活用した「フォートナイト」コンテンツが、同社から登場するかもしれません。これからのソニーの動きに注目です。

島コード:5030-7871-6585

ワールドへの行き方は?

「フォートナイト」でクリエイティブワールドを遊ぶには、まずロビー画面左上の“虫眼鏡マーク”をクリックします。そこから「島のコード」に、遊びたいワールドのコード番号を入力しましょう。


特に“行き先”を決めていない場合は「おすすめ」や「全てのカテゴリー」から、人気マップを探すことも可能です(対戦用のマップが混ざることもあるので、ご注意を)。

また、ロビー画面の下には、閲覧時点でトレンドとなっているマップや評価の高いマップが表示されます。Epic Gamesが公式制作したマップに絞ってワールドを探すこともできます。

マップを選んだ後は、「プレイ!」でワールドにアクセスできます。ゲームの状態は「パブリック」と「プライベート」を選択可能。前者は一般プレイヤーも入れるので、観光では「プライベート」設定がおすすめです。

これをきっかけに「フォートナイト」でさまざまなマップを観光してみませんか?
「フォートナイト」の公式サイトはこちら。

https://www.epicgames.com/fortnite/ja/home
© 2023, Epic Games, Inc.
(執筆:井文)


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